転職求人の募集要綱には、募集している人材の条件が記載されています。

「条件に見合わない場合は応募できないのか?」と転職活動を始めた頃に疑問を持ちましたが、実際に応募しても落とされることなく選考が進みました。

今回は、要件を満たしていない求人に通る理由を私や知人の実例を交えて解説します。

「必須」と書かれていない場合は条件に合致しなくても採用される

転職求人には希望する経験やスキルが必ず書かれています。

表現が曖昧な場合もありますが、以下のように数値でしっかりと条件が書かれている場合もあります。

条件例

  • ○○の経験年数5年以上
  • TOEIC:800点以上

この場合、経験年数が3年や、TOEICのスコアが600点であった場合は、やはり応募はできないのでしょうか?

結論から言うと「必須条件」と併記されていない限り申し込めますし、選考を通過できます。さらに、それを満たしていないからという理由だけで落とされたりはしません。

現に、私は経験年数5年以上の案件に応募していましたし、特定の知識が要求される案件に対して、ほぼゼロの知識で採用されています。

私は3社目に製薬会社に入社しましたが、この際も要件は満たしていませんでした。

また、私の後に入社してきた人の中にも、募集要項を満たしていないケースが散見されました。

なぜこのようなことが起こるのでしょうか?

 

条件に合致しなくても採用される3つの理由

条件に合致していなくても選考が進む理由は大きく3つに分けられます。

  1. とりあえず希望を出している
  2. 条件から程遠い人をフィルタしたい
  3. 採用者側も何となく条件を提示している

1.とりあえず希望を出している

採用側はできるだけ経験・スキルの高い人が欲しいため、求人を出す際は最大限の希望を書いてきます。

しかし、実際に求人を出してみると、全てを満たす人からの応募は全く、要求過多であることを悟るようになります。

企業側も欲しい人材はありつつも、いつまでも待ってはいられないので、条件に合わない人が募集してきても書類選考を通過させるようになります。

 

2.条件から程遠い人をフィルタしたい

次の理由としては、明らかに条件に合致しない人をフィルタする、というものがあります。

条件が緩い求人には、経験・スキルを問わず多くの応募者が殺到するため、希望するレベルから程遠い応募者が含まれることになります。

応募書類の選別だけで相当な労力になってしまうため、ある程度厳しめの条件を意図的に提示することで、応募者を絞っています。

パターン1と同じく、内心では「この条件に完全に合う人はまずこないだろう」と分かっているので、条件にあと一歩という人や、履歴書に光るものがある人はそのまま次の選考に進む可能性があります。

 

3.採用者側も何となく条件を提示している

意外に思われるかもしれませんが、採用者側でもどんな人を取れば良いか定まっていない場合があります。

例えば、「IT部門を強化したい」という漠然とした思いはあるのですが、ではどんな人を取るのが最適なのか、自分自身でも分かっていないというケースです。

こういった場合は、面接してみて気に入ば、「この人で良いかな」くらいのレベルで採用されることもあります。

 

応募条件を満たしている方が有利ではある

応募条件を満たしていなくても採用されることが分かりましたが、やはり条件を満たしている人に比べると合格率は下がります。

転職エージェントもこの点を把握しているので、チャレジングな案件は基本的に紹介してくれません。

私はリクルートエージェントを初めて使った際に、条件を満たしていない案件は全く紹介されませんでした。無駄弾を撃ちたくなかったのが本音でしょう。

と言っても、キャリアアップするには上位の案件に挑戦しなければなりませんので、すぐに転職しなければ生活が成り立たないという場合でなければ、例え、

「あなたでは無理!」

と言われても、無理やり案件に応募することも手でしょう。こういった方法で内定を掴んでいる人もいらっしゃいますので、強気でいきましょう。

特に、転職市場が多少上向いて来た時は、企業側も採用意欲が高まっていますので、有効な手段かと思います。

 

私の経験上、転職エージェントの多くは条件に達していない案件でも積極的に勧めてくれるケースが多いです。

これは転職エージェントの纏め方を書いた記事でも触れていますので、併せてご覧頂けますと幸いです。