現役高校生・大学生・就活生にお伝えしたい現実

今、満足している人…66% 今、後悔している人…34% (転職とキャリアアップ調べ)

これは、今回、学部と就職先(仕事)の関係を社会人100人に調査した際に、今は満足しているのか、後悔しているのかについて尋ねたときの回答割合です。

誰もが、夢を叶えたい、満足のいく仕事をしたいと願い、勉強して大学に入り、基礎を学んだあと、より専門的な内容にまで踏み込んでいき、最終的には厳しい就職活動を乗り越えて社会に出ていきます。

アンケートの結果、およそ3人に2人が満足していることがわかりました。ただし、満足しているのは、

大学で学んだことを活かせたから

という理由だけではありませんでした。また、どの学部にも満足している人・後悔している人がいました。よって、どの学部も平等に就職に有利であるといえ、とりわけ不利な学部はなかったと結論付けます。

大学で学んだことを活かせた以外で、どのような満足できる理由があったのでしょうか? また、どのような理由で後悔しているのか? についてもお伝えしていきます。

この記事でわかること

  • 各学部系別「学べること」「卒業後の進路例」
  • 先輩方の卒業後の進路と満足・後悔の理由
  • アンケートの分析結果

読み進めていただく前にお伝えしておきたい2つのこと

1.学部・学科名は大学によってさまざま

例えばですが、主に文学部・人文学部系で学ぶ心理学。勉強できる学部は、通常なら心理学部となりうるのですが…

  • 健康メディカル学部
  • 人文学部心理学科
  • 人間科学部人間科学科

など、大学によって名称はさまざまです。そのため、この記事では一般的な呼称・学部名に統一し、~系としております。その点、ご了承ください。

また、文系学部では概ねどこの学部系でも国際分野関係が学べます。

 

2.後悔している方のエピソードも貴重

ここでは、就職がうまくいかず後悔している方のエピソードも出てきます。うまくいった方のアドバイスは受け入れやすいと思いますが、なかなかネガティブなエピソードは受け入れにくいものです。

しかし、後悔している方の話も、実社会では役に立つことも多いです。含蓄のある言葉に耳を傾けていただければと思います。

法学部系

法学部系で学ぶこと

法学部系では主に法律学、政治学を学べます。

法律学部では、主に憲法や民法、刑法などのさまざまな法律を体系的に学べます。法律を学ぶことで、体得した法律知識を基に、できごとの本質を分析・考察する「リーガルマインド」を身につけることができるようになるでしょう。

政治学部では、政治に関する理論、制度、政策、歴史、思想、国際関係などを学べます。法律学、経済学、社会学も密接に関わっているため、これらも総合的に学習します。政治を学ぶことで、「どうすればよりよい社会にしていけるのか」を考察していけるようになるでしょう。

 

法学部系卒業後の進路

国際化・情報化が進んだ今、どの企業でも法律知識を持った人材は必要なため、一般企業に就職される方も多いです。

もちろん、公務員や法曹職に就かれる方もいます。政策科学の知識を得た方には民間のシンクタンク、国際機関やNGOといった進路もあります。

※法曹職…裁判官・検察官・弁護士

 

満足している方のエピソード

Aさん(男性)は、卒業後、新卒で郵便局に入職されています。そんなAさんは、大学で学んだことを活かせる就職先、仕事内容を選び満足しているそうです。

その理由は残業がよほどのことがないかぎり発生しないからだそうです。

 

満足している方のエピソード2

Bさん(男性)は、大学入学時から新卒就職活動時までに考えが変わり、自分の意志でホテル業界(フロント・レストラン)を選んだそうです。

もちろん、大学で学んだことと仕事内容はまったく関係がありません。しかし、今は満足しているそうです。

その理由は、多くの人の反応を直接感じることができる仕事だからのようです。

 

後悔している方のエピソード

学んだことを活かせる就職先にこだわり過ぎると可能性を潰してしまうこともあります

Cさん(女子)は、高齢者介護の会社(総務・人事)に就職したそうです。彼女いわく、学部で学んだことと仕事内容はどちらかといえば関係がないとのことで後悔しているそうです。

サービス残業は当たり前で上司のいうことには反論できない職場だそうで、そういった点が後悔を強めているのではないかと私は感じました。

会社は選べても上司は選べませんのでそこは仕方のない部分です

 

経済学部系

経済学部系で学ぶこと

経済学部系では、主に経済学、経営学、商学といった経済や産業に関することを学べ、経済学部、商学部、経営学部などがあります。大学によって呼称も、学科構成もさまざまです。

経済学部では、経済原論、経済史、金融論、財政学など、とくに社会全体の経済活動を学んでいきます。経済を学ぶことで、生産、流通、消費など人々の経済活動を分析し、そのメカニズムを理解することができるようになるでしょう。

経営学部では、「ヒト」「モノ」「カネ」を要素とする企業活動を学んでいきます。企業活動を学ぶことで利益を生む企業運営とその方法を考察でき、また、世にあふれている情報を分析し、これらを的確に判断・処理していけるようになるでしょう。

商学部では、生産者と消費者の経済活動、たとえば、流通やマーケティングを学んでいきます。流通やマーケティングを学ぶことで、綿密な市場調査方法や宣伝・販売促進の効率的な方法を考察できるようになるでしょう。

 

経済学部系卒業後の進路

経済学を学んだ方の多くは銀行・証券・保険といった金融業界を志しています。また、商学・経営学を学んだ方は、どのような業界でも必要とされるため、活躍の場は幅広いものとなっています。

 

満足している方のエピソード

Dさん(女子)は、銀行の一般事務に就職したそうです。

大学で学んだことと仕事内容はどちらかといえば関係があると考えており、大学で学んだ知識を用いて仕事をできる点で満足しているとのことです。

 

満足している方のエピソード2

仕事は楽しいばかりではありませんが大切な要素です

Eさん(男性)は、有名外食店運営企業に入社し、店舗の運営と調理業務をしているそうです。学部で学んだことと仕事内容はどちらかといえば関係がないそうですが、大学在学中に考えが変わったため選んだ進路。今は満足しているそうです。

その理由は給与が安定していて有名企業だったからだそうです。

お金がすべてではありませんがモチベーションを保つうえでは給与は大事です

 

後悔している方のエピソード

Fさん(男性)は、専門商社で鉄鋼製品の営業に就いたそうです。しかし、学部で学んだこととは、どちらかといえば関係がないと考えているようです。

大学入学時から就職活動時までに考えが変わり選んだ仕事だったものの今は後悔しているそうです。

その理由は、学んだことを少しでも仕事で使いたかったなと思ったからだそうです。

大学4年間、学んだことにムダなことはありません。今までそのような場面がなかったとしてもいつか役に立つときが絶対きます

 

文学部・人文学部系

文学部・人文学部系で学ぶこと

文学・語学・歴史学・地理学・心理学・哲学・文化学を学べます。なかには、小・中・高と、すでに慣れ親しんでいる学問も多いことから、割愛させていただき、ここでは、心理学・哲学・文化学について説明いたします。※語学については外国語学部系で

心理学部では、モノの見え方などの認知と心を研究する認知心理学、子どもから大人になる過程での心の変化を研究する発達心理学、集団における心の動きを研究する社会心理学といった基礎心理学臨床心理学産業心理学などの応用心理学を学べます。人の心と行動を実験や観察を行ったうえで分析・考察していけるようになるでしょう。

哲学部では、哲学の歴史や概論を学んだうえで、西洋哲学東洋哲学といった自分自身の知的好奇心で選んだ専門分野を研究していきます。

文化学部では、国や地域によって変わる、民族の伝統や風習、宗教、家族のかたち、住居、遊戯、食文化を学べます。比較文化学、文化人類学、民俗学などが代表的な研究分野です。

 

文学部・人文学部系卒業後の進路

マスコミ、広告代理店、航空会社(グランドホステス)のほか、一般企業、教員、公務員などで、文学部だから就職に不利だというのは都市伝説のようなものでしょう。

心理学の知識を活かし臨床心理士や産業カウンセラーになる方も。哲学で身に着けた語学力、読解力、倫理思考力は翻訳者・編集者・IT関連で十二分に活かせるようで、加えて宗教関連職と多彩な活躍の場が用意されています。

 

満足している方のエピソード

Gさん(女子)は、広告制作会社でコピーライティング、広告企画に携わっています。

大学(学部)で学んだことと仕事内容はどちらかといえば関係があるとのことで、自ら選んだ仕事に満足しているといいます。

アイデアを考えているとき・発想したときが、学んだことが活かせていると感じ、満足に思える瞬間なんだそうです。

 

満足している方のエピソード2

Hさん(女子)は、卒業後、ブライダルプランナーをされています。

意外にも就職活動がうまくいかず就いた仕事だったそうですが、やりがいがある仕事だったことに気づき今は満足しているとのこと。

最初は嫌だった仕事でもやりがいを見つけると好きになれます

 

後悔している方のエピソード

Iさん(女子)は、不動産会社の営業として働かれています。大学(学部)で学んだことと仕事内容はまったく関係がないそうです。就職活動がうまくいかず選んだ仕事。今は後悔しているとのことでした。

やはり、大学で学んだことを活かせる仕事に就けばよかったと思っているそうです。

 

教育学部系

教育学部で学ぶこと

教育学部は、先生になるイメージが強いですが、学ぶ系統は以下の3つです。

  1. 主に教育とは何か、その在り方などを学ぶ教育学系
  2. 教員免許取得が卒業条件となる教員養成系
  3. 芸術、スポーツ、地域社会など多岐分野を総合的に学ぶ総合科学系

 

教育学部系卒業後の進路

教員だけではなく、一般企業、官公庁勤務の公務員として就職される方もいます。

※教員になりたい方は学部に関係なく教職課程を履修すれば道は開かれています。

 

満足している方のエピソード

Jさん(女子)は公務員として高校の英語教師という職に就きました。大学で学んだことと仕事内容は大いに関係があり、満足しているとのことです。

その理由はやはり学生時代に学んできた得意の英語が活かせたからだそうです。

 

満足している方のエピソード2

Kさん(女子)は、教育学部とはまったく関係がない商社に就職する道を選びました。主な仕事内容は駅ビルの営業管理や店舗開発です。

営業管理や店舗開発などが楽しく思え、今は満足しているそうです。

 

後悔している方のエピソード

Lさん(女子)の就職先は、病院や老健施設での相談指導員でした。大学で学んだことと仕事内容は大いに関係があるものの、その仕事を選んだことを後悔したそうです。

その理由は、お仕事で接する方が年配の方ばかりだったということで、仕事をしていくうちに本当はいろんな世代の方と接して仕事をしたかったんだと思っていた自分に気がついたのだそうです。

 

外国語学部系

外国語学部系で学ぶこと

外国語学部では、英語のほか、ドイツ語、フランス語、中国語、スペイン語などを専門的に学べます。

大学の語学環境は、少人数制で講師も外国人というケースがほとんどです。中学・高校で学ぶ机上の語学とはちがい、現地で通用するようなレベルの言語の習得ができます。

また、交換留学生制度を活用し、実際に現地に渡航し語学をレベルアップさせて帰ってくる学生もいます。

 

外国語学部系卒業後の進路

マスコミ、商社、金融などの一般企業、研究機関など語学を活かせる仕事で活躍できるでしょう。外交官を目指す方も多いです。

 

満足している方のエピソード

Mさん(女子)は、英才教育幼児塾の講師という仕事を選びました。0才から6才までの幼児の授業を行うそうで、これまで学んできた英語を使った授業を任せてもらうことができ満足しているそうです。

 

満足している方のエピソード2

Nさん(女子)は、食品メーカーに就職。百貨店内のショップで販売員をしていたそうです。

正直、大学で学んだことと仕事内容はまったく関係がなく、就職活動がうまくいかず選んだ仕事でしたが、今は満足しているとのことでした。

その理由は、転職して、その会社で学び得たものが今の仕事の役に立っているからだそうです。

新卒で入社した会社がすべてではありません。転職してキャリアアップもできます

 

後悔している方のエピソード

Oさん(女子)は、大学4年間で考えが変わり金融業界(銀行事務)に。銀行を目指す方にとってはとても羨ましいように思えるのですが、意外にも今は後悔しているそうです。

英語を活用できなかったからという理由でした。

 

理学部系

理学部系で学ぶこと

理学部では、数学、物理学、化学、生物学、地学などを学べます。

理=物事の道理・条理・理由という意味があります。自然界に隠された法則を明らかにするのが理学の目的で、数学が土台となっています。

 

理学部系卒業後の進路

理学部では学ぶ内容によって、進路が分かれます。

  • 数学専攻者→教員、情報サービス、保険数理人
  • 物理学専攻者→電気関連・精密機器のハイテク分野
  • 化学専攻者→化学、繊維、印刷、化粧品、石油、環境関連
  • 生物学専攻者→食品関連、製薬、化学、製造
  • 地学専攻者→土木、建設、石油

 

いずれも、研究者、学者などを目指し、大学院に進学する人も多いです。

 

満足している方のエピソード

Pさん(女子)は卒業後、メーカーで食品研究開発の仕事をしており、大学で学んだことを活かせる仕事を選び、また、学生時代から希望していた職種に就くことができ満足しているとのことです。

 

満足している方のエピソード2

Qさん(男性)は、広告・出版・マスコミ業界に。店頭広告であるPOPを企画製作する企業に就職しました。

商品の設計や試作を担当していたとのことです。自己評価で就職活動はうまくいかなかったそうなのですが今は満足しているとのことです。

未知の分野の知識と経験を得られたことが今の満足につながっているといいます。

 

後悔している方のエピソード

Rさん( 女子)は、ソフトウェア業界でシステム開発という仕事に就いたそうです。

大学で学んだことと仕事内容はどちらかといえば関係があります。しかし、学んだことを活かせる仕事を選んだにもかかわらず後悔しているそうです。

結局は転職エージェント経由で転職されたようですが、それは、もっといいなと思える仕事があったからだそうです。

 

工学部系

工学部系で学ぶこと

工学部では、理学を土台に、豊かで安全な生活を実現するための技術開発、社会に役立つ物を生み出していく過程などを学べます。

機械、電気・電子、情報、建築・土木、材料・資源、航空・宇宙などの領域があります。

 

工学部系卒業後の進路

工学部では学ぶ内容によって、以下のような進路があります。これらの研究職、設計・開発、エンジニアなどに就きます。

  • 機械工学専攻者→製造、自動車、電気電子機器、運輸
  • 電気・電子工学専攻者→電力、エネルギー、電機、電子制御
  • 情報工学専攻者→IT関連、情報通信、警備
  • 建築・土木工学専攻者→建設、建築士、インテリアプランナー
  • 材料・資源工学専攻者→鉄鋼、非鉄、金属、セメント、エネルギー、製造
  • 航空・宇宙工学専攻者→エアライン、自動車、情報、電気・電子

 

満足している方のエピソード

Sさん(女子)は、メーカーの電子回路設計の仕事に就いたそうです。大学で学んだことを活かせて満足しているとのこと。

大学で学んだことを活かしつつ大学の先輩とも仕事ができたことが大きな満足につながっているそうです。

 

満足している方のエピソード2

Tさん(男性)は、ソフトウェア業界の情報系企業に勤務し、プログラミングに携わる仕事に就いたそうです。大学で学んだことを活かせ、とても満足しているそうです。

Tさんいわく、学んだことが(学生時代よりも)就職してから役に立つことのほうが多かったという点で満足しているのだとか。

今、振り返ると4年間アッという間でした

 

満足しているものの少しだけ後悔の念も見える方のエピソード

Uさん(男性)は、空調設備の自動制御システム施工管理を行う会社に就職しました。就職活動がうまくいかず今の仕事を選んだそうですが、今は満足しているとの回答でした。

しかし、将来を見据えて学部を選ぶべきだったといわれており、少し後悔の念があるようです。

 

農学部系

農学部系で学ぶこと

農学部では、食糧(作物)生産、土壌、施設栽培、農業にまつわる経済、流通、政策。緑地、森林、海洋環境など食や環境をテーマに学びます。

 

農学部系卒業後の進路

農林系・環境系公務員や食品、製薬、化粧品など製造業の一般企業に就職していきます。

 

満足している方のエピソード

Vさん(女子)は、大学4年間で進路に関する考えが変わり、歯科医院での受付やアシスタントをする歯科助手として働く道を選んだそうです。

学んだことと仕事内容はまったく関係がありませんが患者様から感謝の言葉をいわれるたびに、とてもやりがいを感じており満足しているとのことです。

 

満足している方のエピソード2

Wさん(女子)は、調剤薬局を運営する会社で本社の事務職に就いたそうです。大学で学んだことと仕事内容はまったく関係がないのですが、就職活動がうまくいかず選んだ仕事。それでも今は満足しているとのことです。

事務職として勤務できれば、どんな業界でもよかったといいます。

 

後悔している方のエピソード

Xさん(男性)は、サービス業界の 営業職に就職したのですが、大学で学んだことと仕事内容はどちらかといえば関係があるそうです。

しかし、福利厚生があまりよくなかったため後悔しているそうです。

 

芸術学部系

芸術学部系で学ぶこと

美術、デザイン・工芸、音楽について学びます。美術大学、芸術工科大学、音楽大学など特化した学術機関もあるのが芸術学部系の特徴です。

 

芸術学部系卒業後の進路

なかにはプロとして活躍されている方もいますが、ごく一部でしょう。多くは一般企業で、出版・広告・マスコミ、デザイナー、設計事務所、楽器製造、レコード会社などに進みます。

 

満足している方のエピソード

Yさん(女子)は、楽器関連企業の楽器演奏講師・販売職に就いたそうです。大学で学んだことと仕事は大いに関係があり、学んだことを活かせるため満足しているとのこと。

楽器が好きで、たくさんの人にその良さを伝えることができるのが満足ポイントだそうです。

 

後悔している方のエピソード

Zさん(女子)は、大手映像関連企業の系列会社での接客に就きました。大学で学んだことと仕事内容はどちらかといえば関係があるそうです。

しかし、就職難の時代でとりあえず受かった会社に就職しただけだったため後悔しているとのことです。

 

体育学部系

体育学部系で学ぶこと

体育学部では、生涯スポーツ、健康福祉、体育、スポーツトレーナーといった学問のほか、スポーツにまつわる経営、心理、医科、栄養などについても学べます。

 

体育学部系卒業後の進路

プロ選手のほか、スポーツ関連の施設やメーカー、保健体育教師、トレーナー、医療、福祉、警備、消防、警察に進む方もいます。

 

体育学部系回答者は100人中1人、満足している方のエピソード

A´さん(男性)は、スポーツトレーナーに。大学で学んだことと仕事内容はどちらかといえば関係があるとのことで、やりがいがあり満足しているそうです。

 

学部と就職先(仕事)についてのアンケート分析結果

100人にアンケートを実施した結果を下図にまとめてみました。

学んだことと仕事 原因 満足or後悔 人数
関係ない(63) 在学中に考えが変わった(35) 満足 24
後悔 11
就職活動うまくいかず(28) 満足 17
後悔 11
関係ある(37) 満足 25
後悔 12

この表を基に分析結果をお伝えいたします。

 

分析①:学んだことと関係ない仕事を選んだ方は63人

100人中63人が学んだことと仕事は関係ないと答えています。

そのうち、在学中に考えが変わった方が35人で、満足している方は24人、後悔している方は11人いました。

 

分析②:28人が就職活動うまくいかず

就職活動がうまくいかず学んだことと関係ない仕事を選んだと答えた方は28人。そのうち満足している方は17人、後悔している方は11人という結果でした。

理由を突き詰めてみると、11人のうち3人だけが、学んだことと関係ある仕事に就けなかったことが後悔の理由だとしています。

 

分析③:全体の4人に1人が学んだことと関係ある仕事を選んで満足している

学んだことと関係ある仕事を選んだ方は37人で、こちらが少数派という結果でした。しかし、満足している方は上記6区分で最も多い25人でした。全体の4人に1人の方が学んだことと関係ある仕事を選んで満足しているという結果に。

一方で、学んだことと関係ある仕事を選んだにもかかわらず後悔しているという方も12人いました。

どうして後悔しているのか、その理由を見てみると、

  • ノルマがきつい
  • やりたい仕事ではなかった
  • とりあえず受かった会社に就職した
  • いじめに遭った
  • ブラック企業で待遇もわるい
  • 予想外に残業が多かった
  • 給料が安い

など、さまざまな理由を挙げていました。

参考までに、在学中に考えが変わり学んだことと関係ない仕事に就いて後悔している方も

  • やりたかった仕事ではなかった
  • 同じことの繰り返しでマンネリ
  • 入社して体を壊した

と、学んだことと関係ある仕事に就いた方と同じような理由での後悔が多いものの、なかには、

  • 学んだことを少しも使わなかった
  • 英語を活用できなかった

学んだことと関係ある仕事に就かなかったこと自体を後悔する声も聞くことができました。

 

分析④ 満足度が高いのは僅差で学んだことと関係ある仕事

  • 学んだことと関係ある仕事に就いた人で満足している人→37人中25人→67%
  • 学んだことと関係ない仕事に就いた人で満足している人→63人中41人→65%

数では、学んだことと関係ない仕事に就いた人で満足している人のほうが多いのですが、相対数でみると学んだことと関係ある仕事に就いた人で満足している人の割合のほうが2%の差で高いという結果となりました。

 

まとめ:学んだことを活かせるような仕事に就いたほうが満足度は高い

はっきりいって甲乙付け難しなのですが、このたった2%の差を見逃すわけにはいきませんでした。

また、学んだことと関係ある仕事に就かなかった(就けなかった)こと自体を後悔する声も加味した結果、学んだことを活かせるような仕事に就いたほうが満足度は高いという結論を導き出しました。

つまり、学んだことを活かせる仕事を選ぶことが就職に有利なのです。今やりたい仕事から逆算し、学ぶべきこと、通うべき学部を選ぶことが将来役立ちます。

 

将来役立つ学部選びをすることが就職に有利と考えて!

大学には4年間、在籍し学びます。費用も決して安くはありません。時間もお金もムダだった、無意味だったと感じないようにしたいものです。

現役高校生の方は、やりたい仕事を最初に考えてみてから学部選びをしましょう

やりたい仕事が決まっている方もいるかもしれませんが、まずは、大人になったら、どのような仕事に就きたいのか自分に問いかけ職業調べをし、そのうえで学ぶべきことは何かを研究・学部選びをするようにしましょう。

 

もちろん、仕事に関係なくどうしても学びたいことがあれば、それを優先するのはアリです。

現役大学生で就活を控えている方で、

どうしてもやりたい仕事があり、たとえ学んだことを活かせない仕事だとしても忍耐強く続けていく自信がある方は、迷わず自分の決めた道を突き進んでいいと思います。

まだ、そのような仕事と出会えていない方は、まずは、学んだことを活かせる仕事には、どのようなものがあるのか? 自分の学部ではどのような仕事が有利なのか? から研究していかれるといいでしょう。

 

参考文献

大学の学部・学科がよくわかる本 四谷学院進学指導部 アーク出版

 

アンケート実施の概要

媒体:クラウドワークス

年月:2017年11月

対象:大学・短大既卒者男女100名

対象者の卒業学部系統の内訳:下記のとおり

  • 法学部系…6人
  • 経済学部系…22人
  • 文学部・人文学部系…41人
  • 教育学部系…7人
  • 外国語学部系…6人
  • 理学部系…4人
  • 工学部系…6人
  • 農学部系…4人
  • 芸術学部系…3人
  • 体育学部系…1人