この記事でわかること

  • インターンシップの概要
  • インターンシップの一連の流れ
  • インターンシップのメリットほか
就職活動の一環としての学生インターンシップが、ここ近年トレンドとなりつつあるといえます。

 

インターンシップの定義

インターンシップとは学生時代のうちに、実際に企業内で就業体験などができる制度のことです。

 

インターンシップの目的

社会人の疑似体験といえますが多くの学生はその手前、充実した就職活動のために活用しているといえます。リクナビの調査では8割近くが業界や企業、職種への理解を深めるために、4割強が就活予行演習、2割以上の学生が自己分析を深めるためと回答しています。

今回はそんなインターンシップの現状、日数、内容などについて、以下ご紹介していきます。

 

インターンシップの現状

1.通年実施されている

多くの学生が参加する8月や1月のイメージが強いのですが、インターンシップは実は通年実施されています

2.多くの企業で実施されている

インターンシップはかつて、5日間以上の実施が必須でしたが、経団連による日数規定廃止で今は、1日だけのインターンシップの実施も可能となり、導入する企業が増えました

この1dayといわれる1日限定のインターンは、多忙な学生でも参加しやすく、実際に多くの学生が活用しています。

3.応募者増で狭き門

インターンシップは学生、企業双方にメリットがあります。学生側から見たメリットは多数で、のちほど章を設けて後述いたしますが、企業側にとってはインターンシップで、優秀な学生の情報を多数、集められる点が大きなメリットです。

インターンを志願する学生は急増しており、その選考が実施されています。しかもインターンシップの採用枠は新卒採用枠よりもグッと少ない場合もあり、落選する可能性もあります。

「落選するくらいなら…」と躊躇される方もいるかもしれませんが、先着順で参加できる企業もあり、メリットもたくさんありますので私は、果敢に挑戦されることをオススメします。

 

インターンシップの日数及び内容

インターンシップの日数

インターンシップ実施期間は企業によってまちまちで、設定日数が違います。1day、3daysこれらは、短期インターンといえます。そのほか5days、10daysなど2週間以内の中期インターン、それ以上の長期インターンがあります。

インターンシップの内容

インターンシップの標準的なプログラムは、

  • オフィスや工場などの職場見学
  • 人事採用担当者など社員による講義(座学)
  • 若手社員などとの交流会
  • お仕事体験(就業体験)

といわれており、特にお仕事体験では、

  • ロールプレイング
  • グループワーク
  • 実際に体験する

などの手法が採用されています。ちなみにですが日数と内容には、ある程度の相関関係が認められます。日数が多ければ多いほどその内容は多岐に渡り濃く、日数や時間が少なければ少ないほど、簡易的なものとなります。

1日ですべての体験をするのはどう考えても、難しいわね。
各社、細部ではかなりの工夫を凝らしているといえますが一般的に・・・
短期インターン 会社説明やセミナーも兼ねているため見学や講義中心
中期インターン 会社からの課題に取り組めるような内容、グループワークなどが中心
長期インターン 上記すべてを網羅する就業体験、実務がメインとなる

でしょう。

やはり日数が長いほうが、学べることも多岐に渡りますよね? セイジさん的には短期よりも中長期インターンへの参加をオススメしますか?
いえ、日数、企業関係なくすべて大事です! 短期、中期、長期どのインターンも会社側にとっては自社内部情報を部外者に開示する(本来はありえない)機会であり、学生側にとっても非常にありがたい機会です。
日数に関わらず自分自身が興味を持った業界や職種、企業のインターンシップはできるかぎり参加すべきということですね?
はい。終盤でご紹介する体験談を寄せていただいた学生さんは、1dayでもかなり得るものがあったようですし、中長期含め複数のインターンを経験されていました。
でもどうやって、インターン募集情報を知って、申し込みしていくのかしら?
ナイスアシスト! インターンになるには? を次章でまとめます。

 

インターンシップ申し込み・選考について

本章ではわかりやすく表にしてみました!
一般的なインターンシップ申し込み・選考・初日までの流れ 0.説明会・合同説明会

1.申し込み・エントリー

2.選考

2-1.書類選考

2-2.試験(適性・筆記)

2-3.面接(集団・個人・GDグループディスカッション)

2-4.選考通過

3.インターン初日

インターンシップ情報入手及び申し込み先 ・合同説明会

・インターン情報サイト

・大学(就職課、キャリアセンター)など

・企業ホームページ

・インターンシップあっせん企業

なかにはインターンシップ参加によって単位が取得できる学校もあり、先生経由で申し込むパターンもめずらしくない

インターンシップ申し込み時の必要書類 ・履歴書

・エントリーシート

・その他企業が指定したもの

インターンの選考方法

 

書類選考・試験・面接のほか、先着順・抽選など選考を実施していない企業あり。そして選考に通過した学生らは晴れてインターンとして初日を迎える
なんだかもうお腹いっぱいです(泣) インターンシップって「申し込んで、はい当日ね」だけではないんですね。これだったら就職活動くらいの労力と手間がかかることに…。
たしかに。就職活動とほぼ手間は変わらないかもしれません。
そこまで苦労するなら「もういい!」となる学生さんたちもいそう。でも、それなりの収穫があると信じたいです。インターンに参加することで得られるメリットについても教えてもらえますか?
では次章で。お伝えしていきます!

 

インターンシップのメリット4つ(学生側)

1.就活前に働きやすそうな企業を知れる

インターンシップを実施している企業の多くは、

  • 社内ルール
  • 業務マニュアル
  • 組織編成
  • 人間関係

がうまく機能していて、部外者を受け入れる体制が整っている成熟企業といえ、働きやすいとはどういうことかを実感できるでしょう。

ルールが曖昧でマニュアルがなく、社員が疲れ果ててイライラしている、人間関係が荒れている、そんな職場だと、部外者が入れるような雰囲気ではないわ。
私の持論ですがインターンシップ実施企業は、働きやすさに自信があるからこそ、優秀な学生に来てほしいと社内開示するのです。

2.業界・職種への理解を深めることができる

インターンシップへの参加は1人1回までなど、そのようなルールは設けられていませんので日程が重複せずスケジュール的に許せるかぎり複数、参加することができます。

ちなみに2018年、マイナビの調査で判明している平均参加数は文系5社、理系4社前後です。

またインターンを実施している業界は、・・・
建設・住宅/製造/ソフトウェア・通信/インフラ/サービス/商社/小売/金融/放送・新聞・出版/広告・芸能/官公庁・公社・団体

など多岐に渡ります。ちなみにですが文系は3業界以上、理系はひとつに絞る傾向が強いようです。

3.「社会人になったら」を体感することができる

中長期のインターンシップでは、出社から退社までの毎日を経験できます。大学生活を離れ満員電車に乗る、平日のビジネス街、オフィスは新鮮で、「社会人になったら」を一足早く体感できます。

きっと学生気分が抜け、心構えが変わりますよ!
そして私が考える最大のメリットが4つ目です。

4.職場でのコミュニケーションを学べる

特に中長期インターンシップでは自分自身がプレイヤーとなり、実際に働きます。会社から仕事を与えられ、期限までに遂行しなければなりません。そこで学べるのは、

  • 報告
  • 連絡
  • 相談

の意味、タイミング、その重要性で、インターン最終日には「仕事は報連相の繰り返し」であることにも気がつくでしょう。

雑談や飲み会こそが真のコミュニケーションと考えている方もいるかもしれませんが、就業時間中に求められるのは上記3つであり、これで社会人は評価されていきます。

ひととおりインターンシップについてお伝えしたところで、今年、早々と内定を勝ち取り就職活動を終えた大学4年生の方に、インターンの体験談を寄稿いただきましたので、ご紹介いたします。

 

2020卒内定者によるインターンシップ体験談(2019年6月)

カンタンな自己紹介

はじめまして私は、

・夏の1dayインターンシップに3回
・冬の5daysインターンシップ
・2カ月の有給インターンシップ

に参加した者です。2021年卒の方向けに昨夏~今春、私が経験し見てきたインターンシップの実情をご紹介していきます。

インターンシップを受ける前、明確にやりたいことが定まっておらず、参加業界は、

・IT
・アパレル
・施設管理
・不動産

とバラバラでした。しかも当時は就職への意識も高くなく「夏のインターンには行かなくてもいいか!」と考え、アルバイトや遊ぶことに夢中でした。

そんななか、たまたまプライベートで仲が良かったアパレル社員さんが1dayインターンをご紹介くださり「せっかくだから行こうかな」と思い初参加したのです。そこで意識レベルの高い仲間と知り合い「このままではヤバい」と焦りを感じ、積極参加するようにしました。

行きたい業界もわからなかったため、「積極的に話だけでも聞いてみよう」と業界も選り好みせずに、参加することを優先しました。

特に夏は1dayインターンを開催する企業が多いように思います。最初に参加したのも1dayでした。私が参加した1dayインターンでの1日の流れをここで、ご紹介しておきます。

1dayインターンシップの流れ

12:00~12:15 人事部の社員さんからのごあいさつ
12:15~12:30 アイスブレイク
※ひとつのテーブルに数人座り、インターン参加者どうしで交流を深めました
12:30~13:00 社員さんによる会社説明
13:00~13:30 社員さん数名に質疑応答
※休日の過ごし方など、カジュアルな質問をする参加者もいました
13:30~14:30 グループワーク
14:30~15:30 オフィス内見学
15:30~15:45 休憩
15:45~17:00 営業ロールプレイ
17:00~    アンケート記入、終了

このようなかたちでした。

グループワーク・ロールプレイの内容

概ね1dayは5時間くらいかけ、会社説明そしてグループワークという流れが、多かったです。特にグループワークはその会社のビジネスモデルをみんなで楽しく学べるような内容で、

  • 業界研究になり得るもの
  • 新規企画立案するもの

そのような感じでした。

今回流れを説明したのは営業職のインターンシップで、ロールプレイでは実際に社員さんがお客様役、参加者が営業マン役となりアポイントをとる体験ができました。社会人も含む人前でやるのはかなり緊張しました。

ちなみにこの企業、インターン参加者限定の先行ルートが用意されていました。インターンに参加すると、就職活動時に有利となることがあります。

先行ルート?
おそらくインターンに参加した学生に、優先的に就職への門を開く早期選考会のことです。体験談に戻りましょう。

中長期インターンシップで学んだこと

また私は夏だけではなく、冬に5daysと2カ月にわたる長期インターンシップにも参加しました。

5daysでは販促計画を5人一組で企画立案し、プレゼンを行うものを体験。優勝チームが選ばれるとのことで発表時は、気合を入れました(笑) また長期インターンシップではマーケティングと資料作成などを学びました。こちらは有給でした。

インターンシップを通じてスキルだけではなく、人脈、業界知識も得られ、実際に企業で働くイメージも掴めました。以上が私の体験談です。

オススメのインターン申し込み方法

インターンの申し込み方法がわからない大学3年生もまだまだ多いと思いますので、ここに記しておきます。私のオススメは合同説明会に足を運ぶことです。インターン申し込みには、

・ナビサイト
・スカウトサイト

などもありますが、とっかかりやすいのは合同説明会だと私は思っています。

なぜなら会場で、業界問わずいろいろな会社と出会え、終日5~6社くらいブースに入って説明を聞け、その場でインターン申し込み方法を知れるからです。業界を絞ったあとの就活生にとって合同説明会は、効率がわるいのですが就活を始めたばかり、業界研究が目的であれば、足がかりにしやすいです。

インターンシップ参加時の服装

また迷いやすいのがインターン参加時の服装と思うのですが、やはりスーツが無難です。「私服でお越しください」と書かれていても実際その場に行くと、みなスーツということがしばしばあるからです。ただし企業によりますがITやアパレルは、カジュアルな私服でも大丈夫だと思います。

私は実際、IT業界で全員私服勤務だった企業とアパレル業界にはインターン時、カジュアルな服装で参加していました。

ありがとうございました! 先行ルートについて補足ですが早期選考会のほか、
プレエントリー受付開始案内
エントリーシート提出免除
といった“特典”を用意している企業があるようです。また給料は短中期が無給、長期は時給換算で1,000円程度のようです。

 

インターンシップをテーマにしたドラマや映画

  • ドラマ『HOPE~期待ゼロの新入社員~(中島裕翔主演)』
  • 映画『インターン!(新木優子主演)』

興味があればぜひ。参考いただけますと幸いです。

 

まとめ:大学3年生ならまだ間に合うインターン

  • 1dayが可能になったこと
  • 早期選考会などに参加できるかもしれないこと

で、企業も実施しやすく、学生も参加意欲が出やすくなりインターンは、就活の新しい第一歩(スタートライン)となりつつあります。また体験談からインターン参加が就職活動で有利になると感じた学生の方も多いでしょう。

「今さらインターン?」
「希望企業の選考エントリーに間に合わなかった」
「夏も終わるからもう遅い」

と感じている方、正直、諦めるのが早すぎます。

企業によって実施時期が違いますし、今年の冬、翌年春先までその募集も続くはずです。この記事を読まれてインターンになりたいと思われた学生の方、1社でも多くご縁のある企業と出会い、インターンシップ参加権を勝ち取られることを心から祈っています!