この記事でわかること

  • 上司に伝える退職理由の正解とNG
  • 会社が私たちを引き留める理由
  • ケース別引き留められたときの対処法
退職したいのに退職できない。これが転職活動期間、もっとも辛いことです。履歴書や職務経歴書などの書類を出したのに選考結果がなかなか出ず、その期間中ずっと内心イライラしたり、すべり止めで受けて合格した企業の内定をギリギリのところで断ったりと。いろいろと苦労しながらも無事に本命企業から内定が出たら、いよいよ退職を勤務先の上司に告げるときが来ます。

転職活動では終盤ですが、退職手続きはここからスタートします。退職、とくに円満退職までの道のりはあっという間ですが、いくつかの関所といいますか難所が立ちはだかっています。主に太字のところです。

退職の流れ(一例)

①上司に相談
②退職の意向が承認される
③退職願を提出
④後任が決まり引き継ぎ開始
⑤取引先に後任者の紹介と退職のごあいさつ
⑥後任者への引き継ぎをすべて終了
⑦備品と私物の分別、返却する備品をまとめる
⑧歓送会
⑨上司や同僚に退職のごあいさつ(最終日)
⑩有給休暇消化
⑪退職

上記のとおり最初のステップは共通、現在の上司に相談というかたちで退職の意思を伝えることです。

多くの場合「ご相談があります」と告げれば、会議室や別室で意向を伝える場を設けてもらえますので、そこで退職する旨を伝えます。
ねえセイジさん、封筒に入れた辞表を出せば早いのでは? 映画やドラマだとそういうシーンたくさんありますよね?
映画などのシーンは、尺の関係でいかに手短にわかりやすく「退職する」というのを観客や視聴者に伝えるか考え抜いた演出であると私は思っていて、これはリアルではないです。
えっ、ダメなんですか?
ダメではありませんが、上司や会社の意向も確認しないままいきなり書類を出すと角が立ちます。人間的にできていない未熟な上司なら「認めない」とビリビリに破ったり、「明日から来なくていい」と言ったり。非常識な対応をされる場合があります。
そんなことは法律でも認められないはずですが…。
たしかにそうですね。しかし同じ退職するなら禍根を残すより、円満に退職したいものです。ブラック企業や最低な上司がいる会社ならそのようなことを考えなくてもいいのですが、これまで公私ともに本当にお世話になった企業、信頼できる上司だったのであれば転職後も多少のつながり、お付き合いができれば最高ですよね。
たしかに心ある人とのご縁は、大切にしたいですね^^
話を戻しますが、退職の意向を伝えると上司から自然とその理由を尋ねられるでしょう。退職する際、どのような理由を伝えるべきなのでしょうか。ここで私が転職活動をしていた2012年当時のことを回顧してみます。

 

よくある転職理由と実情(2012年当時)

2012年当時、親族の体調不良を理由に故郷に戻ると伝え退職することがよくあるパターンのひとつでした。

高齢化社会になって久しく、看病や介護を理由とした退職はよくあることとされていましたので、上司も周りの同僚も「仕方ない」「介護が一段落したら復帰してほしい」「君の故郷に支社があるから異動して、働きながらの介護は無理か?」といわれることはあっても、「退職しないでほしい」「看病できる人間はほかにいないのか?」と強く引き留められることはまずありませんでした。

日本はとにかく情に弱い社会ですから当時は、介護のため、帰省のためといえば、無難に退職できました。そのほか「スキルアップ」「やりたいことが見つかった」「会社の先行きに不安」と伝えるのが無難な退職理由でした。

管理人調べ、知人などは退職理由をこうしていた

参考までに私の知り合い(学生時代同期、会社同僚、一緒に仕事をしたことがある人)は以下のような理由で退職をしていました。

  • 会社・仕事が合わない:6名
  • 親の看病(Uターンしたい):5名
  • 仕事が肉体的に辛い(SE):2名

個人的にSEの知り合いがかなり多いのですが、意外とタフな人が多かったためか、体力を理由として辞めている人は少なかったです(まだ30歳前後だったということもあるのでしょう…)。

また余談ですが、私がこれまでに出会ったSIerの知り合いはだいたい1回は転職しています。35歳で6回という驚異の転職回数を記録している強者もいて、その方はSAPの中流工程エンジニアでしたが、飄々とした自由人という感じでした(ちょっと例外的かもしれないです)。

管理人が実際に伝えた退職理由

私も数回転職し、キャリアアップを図り実現してきましたが、前職の会社を辞めるときに伝えた理由はそれぞれ以下のとおりでした。

  • 1回目:親の介護で地元に戻る必要がある
  • 2回目:会社の先行きに不安を感じる

退職理由が正直うまく思いつかない場合は、転職エージェントの担当者の方に相談してみてもよいでしょう。当時リクルートエージェントの担当者の方に上記理由はアリか訊ねたところ、2つとも退職理由としては妥当とのことでした。

ねえセイジさん、正直うまく思いつかないってどういうこと? 「転職をするから」と話して辞めればいいのでは?
それだけで上司が納得すればいいのですが、そうカンタンにはいきません。会社や上司はなぜ「転職するのか」の理由も知りたいと考えるからです。

よく考えて理由を告げないと「正直に言えない」「社内で炎上する」ような理由を伝え不利になることもあるでしょう。

言われてみればそうかも。「上司がムカつく」とか、「同僚にイラっとする」とかそういうことですか(笑) 私も以前の上司が大嫌いでした。たしかに言えないこともありますね…。
ムカつくなど本当のことを伝えると角が立つ、禍根を残す、自分が不利になります。そうならないよう妥当な退職理由が必要で、角を立てないようそれっぽくストーリーを考え、うまく理由を組み立てて上司に伝えてほしいということなのです。
なんとなくわかった気がする…。
でもあれから7年、少し状況が変わってきましたのでここから内容を2019年現在に軸を移し、今どきに合わせた退職理由のNGや正解を考察しアップデートしていきますね。

 

転職するときの退職理由のNG(2019年最新)

上司や同僚への不満・批判を絡めた理由

ここは変わらず上司や同僚との人間関係がうまくいかず不満だから転職を考えた、無能な上司、同僚がいい加減で仕事がやりにくいなどと周囲への不満、批判を展開するような理由を伝え退職するのはもちろんNGです。

会社への不満・批判を絡めた理由

「会社が給料を上げてくれない」「社長の考えは間違っている」など、会社への不満や批判を絡めると、お世話になった会社に大きな禍根を残すことになりますので、これもNGです。

誠意ある会社なら不満や批判を真摯に受け止め、異動・配置転換などで問題解決、改善を施そうとします。しかし不満がなくなり、批判する材料がなくなったからといって会社に残ろうと思うのかといえばそれはまずないのではないでしょうか。

たとえばもうすでに転職先から内定をいただいている場合、困ることになります。情に絆(ほだ)されて「やっぱり今の会社に残ります」と伝えるのは、転職先や内定が出るまで支援し続けてくれた転職エージェントに対し失礼で、同時に大きなご迷惑もおかけすることになります。

それゆえ改善さえすれば残ってもらえると勘違いされるような不満や批判を絡めた退職理由はNGなのです。

自分の未熟さや限界を示唆するような理由

たしかに仕事には得手、不得手があります。仕事がうまくいかない時期が長引くと「自分には、この仕事は合わない」「無理」「限界」と思いたくなるでしょうし、そう判断してしまいがちです。自分のことをわかっているのはほかならない自分ですから、私が上司の立場ならそれを否定せず、受け入れます。

しかし精神論を好む上司ならそれをよしとしません。「はなからできない、無理だと決めつけて」「どうしたら成し遂げられるか真剣に考えたか?」「逃げるつもりか?」などと叱る、最悪、詰め寄ってくるでしょう。

そして今どきは多くの企業が人手不足で、人材流出をおそれています。そのため事業継続ができなくなるよりはコストをかけて、人材が流出しないよう研修や指導体制を強化しようと試みます。退職の意向を示したあと、その流れで速やかに研修や指導体制が強化されたときは「あなたを引き留めます」というメッセージを示したわけですから、きっと辞めにくくなります。

嘘や取り繕うような理由

嘘や取り繕いは多くの場合、十中八九バレると思っておいたほうがよさそうです。もちろんバレたときの周囲のショックは大きく、これまで築き上げた信用を一瞬で失墜させます。そして最終的に自分自身が大きく苦しむことになります。

私の知人の話ですが、現在の会社(経験者として同じ業界に転職)に元上司が偶然やってきて声をかけられたそうです。辞めるときに「他業界に行く」と表明していたため「嘘をついて辞めたのか?」と聞かれたと言っていました。
作り話みたい。そんなことってあるんですか?
とくにSEでSAPやセキュリティなど特定のジャンルに携わっていると業界が狭いので、本当にあるあるです。世の中、意外と狭いんですよね。
うーん・・・
・正直に伝えてダメなものがある
・嘘や取り繕うのもダメ
だったらどんな退職理由がオススメなのですか? 正解とかあるんですかね?
そうですね。それでは次章で考察、解説していきましょう。

 

転職するときの退職理由の正解(2019年最新)

家庭の都合(正直に)

  • 親族が経営する会社に転職することになった
  • 家業を継ぐことになった

会社がいくら努力しても家族会議などで決めた変更不可避の理由なら、スムーズに退職することが可能です。

ただし今は家庭の都合のうち、介護離職(親族の体調不良で看病する)を退職理由にすることはNGに近いです。

関連記事でお伝えしているように一旦介護離職をすると、再就職や転職が難しいです。心ある上司なら「仕事は辞めず施設に預けるべき」「介護離職すると社会復帰が厳しい」と部下の将来を案じ、介護離職をなんとしてでも阻止しようと動くでしょう。

しっかりとした会社なら、介護休業制度、介護休暇制度、在宅勤務制度を用意しているはずですから、介護で退職したいという申し出は見事に却下され、退職してすぐに内定先に移るという目論見はもろくも崩れ去ることになります。

関連記事
介護離職問題の現状と統計を交え再就職・転職が難しい理由や回避方法を解説

 

生活拠点を県外または通勤不可能エリアに移すことになった

生活拠点を移さざるを得なくなった、新生活拠点から会社は遠く通勤ができないという事実が退職理由なら、スムーズに会社を辞めることができます。

会社はその生活拠点の近くに支社や関連会社・施設を持っていないかぎり、慰留することが難しいためです。

遠距離恋愛中であったパートナーと結婚し相手が住んでいる場所へ移るとか、子どもの情操教育のために県外の私立の学校に通わせることになったとかが理由なら、会社も素直に認めざるを得ないでしょう。

セイジさん、家業を継ぐ人、生活拠点を移す人、そんなにたくさんいないと思いますし、それ以外の方は退職して転職できないことになってしまいませんか?
言われてみればそうですね。ここからは誰もが当てはまるような認められやすい退職理由について、お伝えしていきます。

 

前向きな理由(挑戦したい)

  • 資格を取得して仕事に活かしたい
  • 新しいことに挑戦したい
  • ほかにやりたい仕事が見つかった

などです 。

心ある上司なら部下の「挑戦したい」という気持ちを大事にしてあげたい、応援してあげたいと、退職理由として高く評価し前に進むことを認めてくれるでしょう。
自分の人生ですもの。会社や上司は口のはさみようがありませんよね…。

 

会社や上司が引き留めようがない、跡を濁さない理由を考える

退職理由としてふさわしいのは、ここまで具体的にお伝えしてきたとおりですが、一言でいえば「引き留めようがない」「跡を濁さない」ような理由です。

繰り返しますがどんなに不満や批判したいことがあっても、退職理由として挙げるのはナンセンスでやめておくべきです。お世話になった会社や上司に変わりありません。社会人としてなるべく角が立たないよう配慮することも必要でしょう。

お互い傷つくこともなく、イヤな思いもすることなく、円満に退職できる理由を組み立てるのです。1年後、3年後、5年後のことは誰もわかりません。転職先の会社が前職の会社を吸収合併し、かつての上司、同僚とまた一緒に働くようなことも起こらないとはいえません。その逆も然りでしょう。

そのようなケースも想定し「立つ鳥跡を濁さず」の精神で、お世話になった会社や上司、同僚を気遣うことや、退職理由について諸々、配慮した言葉選びが必要になってくるのです。ただし嘘はNGです。
ところでセイジさん、私は「仕事を辞めたい」という人を無理に引き留めるのはなぜ? と思っています。普通はもう「辞めてもらって結構です」でいいのではと思うのですが、たまに辞められず苦しんでいる友人・知人を知っています。
どうして会社は引き留めるのですか?
いい質問ですね。冒頭部の退職の流れで今一度、振り返りますと、
  1. 上司に相談
  2. 退職の意向が承認される → 引き留められる 慰留
  3. 退職願を提出

とこのように②の段階で、転職したい私たちにとってはイレギュラーな事態が発生するのです。これは私たちにはどうしようもできないクリティカルエラーに近い事態といえます。
なぜそのようなエラーが発生するのかですが、やはり原因、もとい理由があります。詳しくは次章で解説していきます。

 

人材流出阻止?会社から引き留められる理由4つ

退職の意思を示した社員に対し、どうして会社や上司は慰留しようとするのでしょうか?

もちろんそれなりの理由があります。ここでは会社経営陣や上司側の目線に立ち整理してみます。

理由① キーパーソン(重要人物)だから

慰留する理由の一つ目は、その人が会社にとって極めて重要な人物であるからです。

会社の経営や事業に直接的に影響を及ぼすような重要なポジションにいる方が該当します。

  • 幹部役員
  • リーダークラス
  • 将来的に会社を担うような後継者として認められた人

も含まれます。

彼らは会社にとって代わりがいない、すげ替えできない人物。まさに「人財」といえる存在です。そのため全力で慰留したいとメッセージを送り、翻意を促すでしょう。

理由② 優秀な社員だから

キーパーソンにまで及ばずとも優秀な社員として認められている方は、やはり慰留対象となり得ます。例えば

  • コンスタントに契約を取ってくるトップクラスの営業マン
  • コミュニケーション能力に長け、上司や部下からも信頼の厚い中堅社員
  • 専門性の高いスキルやノウハウを持った人
  • 能動的に動き安心して仕事を任せられる人

などが該当します。仕事のできる優秀な社員であれば会社は、その流出を阻止したいのです。

理由③ 人手不足だから

人員がこれ以上減ると事業継続が困難になるため慰留します。特に最近では製造業、建設業、宿泊業、飲食業などでこの傾向が顕著です。日本銀行が昨年発表した全国企業短期経済観測調査(短観)によると、およそ4割の業種で過去最悪の人手不足となっています。

理由④ 利用しやすい人材だから

ブラック企業の経営者や管理職は「利用しやすい」人材を逃がしたくありません。言い返さない、素直、指示に絶対服従、勝手なことをしないため、特にイエスマンや指示待ち人間は重宝されます。ただし会社側にとっては単なる使い捨ての駒にすぎません。

もうおわかりかと思うのですが、希望退職者を募集し退職願を受け入れている会社ではないかぎり誰もが、慰留を受ける可能性があるのです。

「会社は僕をお荷物社員としか思っていないはず」
「会社は俺が居なくても回り続けるさ。きっと」
「あの上司が引き留めるわけがない」

と思われている方でも十分、引き留められることを想定しておくべきです。

なんとなくだけど微妙、ありがた迷惑だわ…。
そうですよね。
慰留を受けたら、どうするのが正解なんだろう?
そこで最終章で、会社から引き留められたときの対処法をケース別にお伝えしておこうと思います。

 

引き留められケース別対処法

ケース① 異動・配置転換を持ちかけての引き留め

軽率にも上司や同僚を批判して退職の意思を表明してしまった場合、会社から異動や配置転換を提案され引き留められることがあるでしょう。

しかしいくら部署が変わっても同じ会社の社員同士である以上、業務連絡のほか会議、社食やお手洗いなどで顔を合わせることがあり、人間関係は続きます。しかもこれまで以上に強い風当たりを覚悟しなければなりません。

いくら異動・配置転換を持ちかけて引き留められても一切、退職の意思を曲げないことが大事です。会社側がどうしても退職を認めてくれない場合は最終手段ですが「私ではなく上司や同僚を配置転換してください」などと無茶振りするくらいの対応をしてもいいでしょう。

ケース② 昇給・昇進・昇格をちらつかせ引き留め

「このままでは会社に自分自身の管理職能力を疑われてしまう」「これ以上、離職者を増やすと会社から管理責任を問われてしまう(役職を更迭される)」というおそれから、部下を退職させてはならないと上司が慰留に、躍起になることがあります。

いわゆる保身ですよね…。

そんな上司ができることは昇給・昇進・昇格をちらつかせることぐらいで、一時的に退職を阻止しようとすることもあるでしょう。なかには「ボーナスの査定評価を上げる」などと具体的な方法を伝え引き留めることも考えられます。

しかしそれをよしとするのか否か、最終判断を下すのは会社です。上司の甘い言葉に心が揺らいだとしても、口約束だけの可能性が高いことを見抜きましょう。そして退職への決意は変わらないと何度も訴え続けることが大事です。

相手がパワハラ上司、キレやすい人だと力でねじ伏せようとしませんか?
そうですね。そのような上司は非常に厄介です。話し合いがヒートアップし、お互い喧嘩腰になると、上司がそっぽを向き、退職をなかなか認めない、聞かなかったことにするなど、無視する可能性があります。
やだ、もう次の転職先が決まっているのに…? 来月1日から働く場合、間に合うのかしら?
そういった場合はやむを得ませんが、出社をやめ内容証明郵便などで退職願ではなく退職届を送りつけることになります。テクニックとしては月の前半までに退職届を提出すれば、会社は当月末日をもって退職したものとして処理しなければなりません(民法627条)。
月の後半に提出したらアウトなのよね? であればもっと早めに退職の意思は伝えるべきですね。
少なくとも転職先に入社する45日前には上司に相談し、退職の意思を伝えてしまうのが理想です。

ただし退職届は奥の手で、そこまでやるのは正直、角が立ちますし、円満退職にはなりませんので、好ましい方法ではありません。

やはり円満に辞められるよう早い段階で申し出て、根気強く最後まで調整していくことが大切です。

ケース③ 新規事業や部署を任せると引き留め

「あなたが会社へ不満を抱いているのはわかった。指摘を受けた部分は改善する」と提案されても優秀な社員、仕事ができる社員はそれだけでは揺るがないでしょうから、最終手段として「新規事業(プロジェクト)の責任者にどうか」「新しい部署を作るから好きなように率いてくれ」と申し出て、引き留めることもあるでしょう。

たしかに提案自体は非常に魅力的ですが、退職を撤回した途端、急に会社や上司の態度が変わって「あの話、なくなったから」と言われる可能性は十分あります。せっかく決まっていた会社の内定を蹴って、転職エージェント担当者にひたすら頭を下げて今の会社に残ったのに、また転職活動の日々となれば最悪です。

一度退職を決めたなら、やはり退職の初志を貫いたほうが迷惑をかける先も今の会社だけで済み、無難なのです。

 

まとめ:相当な覚悟をもって退職を伝える

今回、引き留められる可能性は全員にあるということがおわかりいただけたと思います。そして慰留が本当に自分にとってプラスになるのかどうかは考えものなのです。そのため転職とキャリアアップでは引き留められないような強力な理由(ストーリー)を組み立ててメッセージを発信、強い意志で退職への流れを止めることなく引き継ぎ、最終日を迎えていただきたいのです。

最後に転職先の会社名って会社や上司に伝えなくていいんですよね?
はい。今後のお付き合いを考えていなければ、伝えなくて大丈夫です。むしろ伝えないほうがいいのです。手続上必要と言ってくることもありますが、ただ人事が参考までに知りたいだけですから。
会社名を訊かれたときは、うまく回避できるようにしたいですね。