転職活動を始める理由は、誰もが異なる境遇ですが1つだけ誰にでも共通していることがあります。
それは、転職活動においてブラック企業を避け、少しでも条件の良い会社に入るという転職活動を成功させたい気持ちです。
今回は、そんなブラック企業を見分ける秘策を紹介していきますので今後の転職活動に生かして転職活動を成功させましょう。

あなたは何を優先して転職活動をしているでしょうか?
今の会社よりも給料を増やしたい、やりがいのある仕事をしたい、中には上司と馬が合わず一刻も早く今の会社を退職したいという方もいるのではないでしょうか?

転職は今後の人生を左右するほど大切なことです。だいたいの職種では1日のうち平均8時間を会社の中で生活することから考えると、今後の人生の1/3を決める重要な時期と捉えても大げさではありません。
ところが、近年のブラック企業はあなたが思っている以上に身近なもので、誰にでもブラック企業に入社してしまう可能性はあります。

言い換えるならば、近年の世情を見る限り、ブラック企業を見極める術というのは転職を成功させるための必須アイテムといっても過言ではありません。

 

世に出回っているデータから見分ける

まずは、ブラック企業と呼ばれる定義を理解しておきましょう。
国や各都道府県で条例で定められているようなものではないのですが、下記に該当するものが1つでもあればブラック企業と認識しても問題ないでしょう。

ブラック企業の決め手 

  • 「長時間労働と不払い残業が発生する」
  • 「パワーハラスメントが横行する」
  • 「指導のほとんどが精神論」

この3つは転職活動にあたり企業のイメージを考えていく中で、念頭に置いておきましょう。
なお、1996年にリクルート社が立ち上げた転職サイトからインターネットで転職活動に必要な情報を誰でも情報を得られるようになりました。
2018年現在では、1つの会社に対する情報において、離職率、給与、職場環境、福利厚生など細かく把握できるようになっていますので、事前の参考情報としては十分です。

ブラック企業を見分ける際に重要になるのが以下となりますのでチェックしていきましょう。

 

離職率からブラック企業を見分ける

ブラック企業を判断する基準として最も注目しておきたいのが「離職率」です。
離職率は、その名の通り、職に就いた人が職を離れた数をもとに算出するパーセンテージですので、自身が転職する前にどのぐらいの人が辞めていったのかを数字で確認できます。
職種によっては極端に離職率が高いものもありますが、平均すると入社3年以内の離職率が3割を越えてくるとブラック企業の可能性が上がってくるでしょう。

当然ながら、人が頻繁に辞めていく企業は優良とは言えませんので、転職活動で目星を付ける企業が出てきた際には、その企業の離職率は必ずチェックしておきましょう。
人が良く入れ替わる企業はあまり良い企業とは呼べません。

 

給与からブラック企業を見分ける

ブラック企業を見分けるうえでチェックしておきたいのが給与面の待遇です。
また、給与の部分でチェックしたい点は、ズバリ「基本給」です。

近年では“みなし残業”という言葉も出てきているように、残業代、昇給、賞与など給料アップに関する部分は基本給ベースに計算されるパターンがほとんどです。そのため、基本給が極端に低い会社はブラック企業の可能性が出てきます。
給料を出す前から残業代を抑えようとしている、一人一人の労働単価を下げて会社の利益だけを優先するような会社は要注意です。

また、極端な例を挙げると20万~30万のように給与の額が大雑把に書かれていて具体性が無いという企業も注意が必要と言えるでしょう。

転職サイトでも給与明細の公開や経年による給与の変化を確認できる便利なサイトがありますので、積極的に情報収集をして、基本給のベースが他の企業より低すぎないかという点をチェックしていきましょう。

 

職場環境、福利厚生からブラック企業を見分ける

転職活動では、新しい職場での働きやすさであったり、各種手当も手厚いほうが良いですよね。実際に転職活動をされている方の中でも、この点を最優先される方は多いです。
転職サイトで事前にチェックできる事項ではありますが、ここで注意が必要なのが転職サイトの文面に騙されないということです。

「アットホームな職場です」、「社員旅行でリフレッシュしましょう」など一見、働きやすそうな職場に感じますが、実は少人数の職場でワンマン社長が行きたいところへ社員を連れ出しているだけといったような最悪の事態も想定されます。

これを回避するために、実際に勤めていた人の口コミを参考にしたり、できれば企業見学に参加してその空気感を肌で感じることです。
また、働きやすさと離職率には深い関係性があります。離職率が低い、勤務年数が長い社員が多い企業に関しては、働きやすい企業であると判断できるでしょう。

転職活動において働きやすさを重視される方は、この点しっかりチェックしておくと良いでしょう。

 

企業とコンタクトを取った際に見分ける

転職活動では、気になる企業へ電話したり面接へ出向くという機会があります。ここが重要な部分で、転職先の企業へコンタクトを取る際にもブラック企業を疑いましょう。
思い描いているイメージと実際の企業がどの程度一致しているかチェックします。

事前に収集したデータはあくまでもあなたの想像であり、実際の企業とは大きく異なることも十分あり得ます。

  • 面接時の社内環境や担当者の様子
  • 電話対応
  • 面接対応

自分の目で見てブラック企業を判別する要素はいくつかありますので、イメージと一致しているかチェックしていきましょう。

事前に知っておくことで違った観点から物事をとらえることにも繋がり、余裕を持った転職活動を行うことができます。
ここでは、電話対応、面接、社内環境でブラック企業によくみられる傾向を紹介していきます。

 

電話対応からブラック企業を見分ける

電話対応が悪い企業はブラック企業である傾向が高いと言えるでしょう。

電話対応が悪い基準

  • 「丁寧語が話せない」
  • 「周りがガヤガヤしている」
  • 「挨拶ができない」
  • 「話を聞いてくれない」

1つでも該当すれば、マナーがなっていない、あるいは、社内教育が充実していない企業と判断できます。

会社の看板を背負って電話を取っているわけですから、そんな担当者に電話を取らせる会社にも責任があると言えるでしょうし、普段からいいかげんな仕事をしていると捉えられても仕方ないと言えるでしょう。
面接の相談や申し込みの時点で、少しでも電話対応で怪しいと感じられる部分についてはブラック企業を見分ける重要な判断材料としてチェックしましょう。

仮に入社したときに、あなたの上司になるかもしれない電話担当者ですので、この人が上司だったらやっていけるかどうかと想定してやりとりするのも有効ですね。

 

面接からブラック企業を見分ける

ブラック企業を見分ける要素として面接は大きなポイントと言えます。
面接は応募者の人柄や能力などを総合的に判断して合否を下す一種の試験ですので、「面接中に内定通知を出す」、「その場で内定許諾の返事を催促される」、「面接内容が終始雑談である」など、これらに該当することがあれば、要注意です。


ブラック企業は離職率が高く、人の入れ替わりが激しい企業が多く、すぐに人員確保するために必死です。
すぐにでも採用したい、明日からでも職場に来て欲しい、といった一見有り難い言葉ともとれることを言われた場合でも、将来的に考えると自身にとってプラスになることなのかじっくり考えてみると良いでしょう。

担当者が積極的すぎる、時間に追われているように見える、など少しでも焦りが見えるようなことがあれば、内定を鵜呑みにせず持ち帰ってからじっくりと考えると安全です。
重要なのはその場で答えを出さないということです。

 

社内環境からブラック企業を見分ける

実際に面接で企業を訪問した際に、社内のオフィスを通過する、もしくは、オフィス内で面接することが多いです。その際にチェックしておきたい点があります。


いくつかチェックポイントをまとめてみましたので、実際に面接に行かれる際には参考にしてみてはいかがでしょうか。
項目に2つ以上一致する場合、ブラック企業を疑ったほうが良いです。

【チェックポイント】

  • オフィスが雑然としている
  • 分煙されていない
  • 社内目標が精神論になっている
  • 空気がどんよりしている
  • 寝ている社員がいる
  • 仕事をしている社員を部下が後ろから常に監視している
面接時の1度だけでも十分に確認できる部分ですし、面接に来たものが社内の環境をチェックするのは当然の行動ですので、堂々と目視で確認して良いです。チェックせずに入社後に後悔することが無いようにしておきましょう。

社内の環境は仕事の質にも大きく影響します。自身がこの会社で働いていけるかどうかと自問自答しながら社内の状況を観察するとリアリティが増して考えやすくなると思います。

例えば、蛍光灯が暗い、床が汚いコンビニは儲からないと言われますが、企業のオフィスにおいても同様のことが言えますね。

 

まとめ

ブラック企業を見分ける秘策として紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。
世に出回っているデータから見分ける」、「企業とコンタクトを取った際に見分ける」という事前チェックと転職活動中の2段階に分けてブラック企業を見分けることが必要です。
特に、“離職率が高い”、“基本給が低い”という点に関しては、ブラック企業の2大要素といっても過言ではありませんので要チェックです。

その他にも、企業の電話対応や面接時の担当者、社内環境からブラック企業を察知することはできますので、企業を訪問する際には事前に見ておくべき場所を頭に入れておきましょう。
ブラック企業を回避することは、転職活動を成功させるために必要不可欠ですし、今後の人生を大きく左右するものです。しっかりと事前に準備して、ブラック企業を見分けていきましょう。

事前に情報収集すること、内定獲得に焦らないことが転職活動を成功させるカギと言えるでしょう。

私自身も転職前はブラック企業に勤めていて、うまく転職した経験があります。以下の記事で触れていますので併せてご覧頂けますと幸いです。