みなさん確実に前に進めていこうと
・転職サイト
・転職エージェント
などに登録し、安心して転職活動に取り組まれていることと思います。しかし…。
いざ面接となるとドーーーン!!!と気が重たくなりませんか…。
特に第一志望の企業の面接前は、ガチガチに緊張しますよね?
もうひとつ質問させてください。ところで転職面接前にみなさんは練習と準備、やっていますか?
入学式、運動会、文化祭、卒業式、入社式、結婚披露宴を思い浮かべてください。必ず本番前にはリハーサル、練習、準備を行います。同様に面接前にも練習、準備を行うべきです。
練習、準備のことを面接対策っていうのですよね?
はい。そこで今回はよくある想定問答集をご紹介するようなかたちではなく、
・職務経歴書を面接のシナリオにする ・自己紹介のシナリオ準備そして練習 ・語れるキャリアプランを準備する ・応募企業への質問(逆質問)を準備する ・模擬面接を活用する |
という5つの面接対策をご紹介していきます。
どれも実施しやすそうですね^^
想定問答集は関連記事でご確認いただけますと幸いです^^
関連記事(想定問答集)
転職面接想定問答集、正しい答え方とポイント【全12問】面接官が自分をどう評価したのかを知る方法
面接対策1.職務経歴書を面接のシナリオにする
これまでの面接で「緊張しすぎた」「頭が真っ白になった」「何を話したか覚えていない」そんな経験はなかったでしょうか?
人生一大イベントですもの。緊張するのは当たり前です^^ でも頭が真っ白、何を話したか覚えていない、それは社会人としてどうなの?
そこで面接のシナリオを用意するようにします。
シナリオを用意すれば、何を話すべきかが明確になり、何を話していいかわからず頭が真っ白になる、何を話したかわからなくなることはなくなります。
また練習を重ねれば次第に自分に自信が持てるようになるはずです。そしてある程度、自信がつけばガチガチに緊張することもなくなるでしょう。
ところでシナリオはどうやってつくるの? 効果的な方法とかあるのです?
見出しタイトルでもうお伝え済みですが、職務経歴書をシナリオにします!
職務経歴書をそのまま読み込むということでしょうか?
いえ、もうすでに職務経歴書を用意されているなら、それをベースにコメントを挿入(追記)していくイメージです。
転職面接、とくに前半は職務経歴書の内容に沿って、これまでの職歴について相互に確認する作業が中心です。そのため職務経歴書にコメントを挿入するだけで、前半戦は十分、乗り切れると思います。
ここで間違いのないよう先にお伝えしておきますが、
コメントを挿入した職務経歴書を企業にも送るのですよ!
理由はこの先、読み進めていただければわかります!!
ところでコメントをどのように挿入していくの? そこのところ詳しく知りたいです^^
わかりました。以下4つに分け、ご紹介していくことにします。
1-1.節目にコメント挿入
面接官は経歴上の節目というやつが大好物で、その前後のギャップに萌えたりします。
仕事柄どうしても気になるのでしょうね^^
特に転職して会社が変わったところ、休職したり無職になったりと空白となった期間(ブランク)が示されていると、面接官はそこにメスを入れて、いろいろと手探りしたくなるようです。
必ず質問を入れてきますね…。
休職、無職。そこってあまり探られたくないところですよ? そのようなときはどうすれば? 回避できたりしますか?
はい。回避できます!
探られる前にこちらからここまでは開示できますという内容を追記しておく、こちらが逆に探ってほしいと思っている箇所にコメントを入れておくなどし、先手を打つのです。例えば
「学び直して職種を変えるため」
など事実をそのまま書き足します。しかしなかには正直に書くと不利になる方もいるでしょう。そのようなときは「不利にならないよう」な書き方を考え、コメントするようにしましょう。
追記コメントのおかげで「この期間は?」と追及されることは少なくなり「この期間は○○していたのですね?」と確認されることが多くなります。
1-2.転機にコメント挿入
転機は変化点とも言い換えられます。ここでは
・役職拝命時
・部署異動時
がわかりやすいでしょう。例えば担当者となり、そこから数年経ってようやくリーダーを拝命したという事実があったとします。職務経歴書には通常
職位:リーダー
とだけ書くのでしょうけど、せっかく「数年経ってようやく」というドラマがあるのに、まったく目立ちませんし、何も伝わりません。
そこで担当者からリーダーに昇格したところに、次のようなコメントを加筆して、人事担当者や面接官の目に留まるよう強調してしまいます。
「裏方としてメンバーサポートにあたっていたところ評価いただきリーダーに昇格!!」
そう記せば担当者からリーダーに昇格した瞬間、何が起こっていたか、どうして昇格できたのかその理由を、明確に理解してもらえるのです。結果、
「リーダーになる前はどのような業務をしていましたか?」
「どういうお立場でしたか?」
などの質問は減るはずです。
1-3.事例を追記
事例とはわかりやすくいえば「過去、こういうことがありました」と話せる“現実に起こったできごと”を指します。
これっていわゆるエピソードですよね?
「今までで最も苦労したことを教えてください」
などと職務経歴と絡めたかたちで実はよく問われているのですが、これは成功、苦労、失敗経験エピソードを暗に求めているのです。そこで職務経歴書に
・苦労した
・失敗した
と感じたできごと(特に相手に知ってもらいたいこと)を、当てはまるところに書き足していきます。
成功事例コメントのお手本
成功事例コメントの勘どころですが、成功したことを決して自分だけの手柄にしないことです。
・協調性があること
・部下からの信用が厚いこと
もアピールしたほうが、より好印象になるからです。
苦労事例コメントのお手本
苦労事例コメントの勘どころですが、結果を強調せよということです。「対応できた」「解決した」とゴールを示すのです。
そうすることで「結果どうなりましたか?」と聞かれることはなくなります。
失敗事例コメントのお手本
世の中、すべての仕事がうまくいくとはかぎりませんから当然、失敗することもあるでしょう。失敗コメントの勘どころですが、「失敗は成功の母」だったと結論づけることです。
人事担当者や面接官は、逆転劇が大好きです。終わりよければすべてよしということわざがあるようにたとえ失敗した事実があっても最後、失敗を払しょくできていればいいのです。
そのように締めくくれば、良い印象を与えられます。また失敗をあっけらかんと話せる人材は、
・オープンな性格
・正直な人
・信頼できるかも
という評価を得られやすいでしょう。
1-4.転職理由・動機を追記
面接では十中八九「なぜ(過去)転職したのか」「なぜ転職したいのか?」と転職理由や動機を聞かれます。
今お持ちの職務経歴書に転職理由、動機を細かく記していなければ、裏でもどこでも構いませんので、空いているところに書き足しましょう。「なぜ(過去)転職したのか」は
「もともと希望していた職種に転職」
などと前向きに目的や動機を書き足します。そうすれば面接官も
「あぁ、専門性を高めたかったんだ…」
「確実にキャリアアップされているのだな」
とポジティブな印象を持つだけではなく、前向きな人材と判断してくれるはずです。
ポジティブ大切ですよ…。
関連記事
動機・理由はポジティブに!転職活動時のプラス思考・マイナス思考の黄金比をメリットとデメリットから考察
「なぜ転職したいのか?」は
「よりレベルの高い業務担当機会を得たく転職を決意しました」
が適切な例です。しかし人事担当者や面接官が見たら間違いなく、物足りないと感じるでしょう…。
「これだけ?」みたいな…。
ではどうすれば?
「よりレベルの高い業務担当機会を得たく転職を決意しました。さらに自己研鑽しスキルアップを図ってまいります」
このように一言、意気込みを添えるとどうでしょうか。好感度がさらに増した気がしませんか?
転職理由、動機については、“意気込み”を追記する、それが正解です! しかし
・会社の業績が悪く、先行きが不安
・薄給で賞与も出ない、転職を機に年収アップしたい
・CMで有名な会社だから
などネガティブ、生々しいと思える内容は書かないことです。
気をつけてくださいね!
ここまで4つに分けて、職務経歴書を面接のシナリオに変える工程をお伝えしました。
これで節目、転機、事例、転職理由・動機すべてが面接では問いではなく「~ですね」という確認作業に変わりますから、手間を惜しまずシナリオづくりをしたいものです。
共通していえるのは、質疑応答のことを常に意識してコメントを考える。それがポイントです!
また職務経歴書、シナリオに書いていないことを面接で答えてはいけない。そのようなルールもありません。「職務経歴書には書いていないのですが」など枕詞を添えれば、新たに伝えるべきを伝えられるでしょう。
先述しましたが企業に提出すべき職務経歴書はもちろん、コメント入りのものです。
面接対策2.自己紹介のシナリオ準備そして練習
面接で避けては通れない最初の関所といえるのが「自己紹介ゾーン」です。自分のことなのに、ただ自己紹介をすればいいだけなのになぜか、しくじる方が少なくありません。
これはかなり緊張してしまうからです。そして練習不足ということですよ…。
なら自己紹介も練習すれば、自信がついて、面接でも緊張しなくなるはずですよ?
2-1.自己紹介(イントロ)を反復練習する
面接の本番では面接官の前で①イスから立ち上がり直立し②意識して声を張り「○○○○と申します。本日はよろしくお願いいたします!」とあいさつし③頭を下げて礼をします。これがイントロです。
イントロ=出だしですね。
出だしでしくじると、そのあとの面接がズタボロになりますので、そうならないようこの一連の所作を自宅で何度も反復して、カラダに覚えさせるようにしましょう。
ポイントは練習時も、しっかりと発声することです。面接本番、序盤でしっかりと発声ができれば心も落ち着ち、緊張も和らぐはずです。
2-2.自己紹介のシナリオをつくり練習をする
もちろん自己紹介にもシナリオが必要です。手っ取り早いのは職務経歴書冒頭に「経歴の要点」をまとめているはずですから、それをそのままシナリオ化しましょう。
ポイントとかあれば教えてほしいです。
3分程度で語れるような内容にすることです。
私たちが自己紹介をしくじると面接官は、少しだけ残念な気持ちになります。そこから好印象へと持っていく作業は気が遠くなるような大変なものです。そのためくれぐれも
職歴とは違い、自己紹介には確認作業はありません。そのため自己紹介のシナリオはすべてインプットし、いつでもどこでもスグにアウトプットできるようにしておくべきです。
口に出して読み、最終的にはシナリオなしでスラスラといえるように、準備をします。
面接対策3.語れるキャリアプランを準備する
「将来的にどのような仕事をしたいですか?」
「ご自身のなかでのキャリアプランを教えてください」
もまた定番のよくある質問です。
キャリアプランはコトバンクによると、
を指しています(ビジネス用語集)。そしてキャリアは
2.行動・思考・態度・習慣
3.マインド・価値観
4.志向
という4要素で構成される、いえ現在進行形で構成され続けていくものです。
関連記事
会社で仕事を選べない理由とやりたい仕事を選べるキャリア構築の3要素【就活生必見】
奥が深いですよね…。
キャリアプランだけはきちんと準備しておかないと、なかなかスッと答えられません…。
実は職務経歴書に「今後のキャリアプラン」という項目を設け、書いておいても損はありません。じっくり人生の目的について考え抜いた結果を書き出し、逆算してゴールに至るまでのキャリアの歩み方を示せばいいのです。
ちなみにアメリカでは子どもの頃からキャリアについて教育を受ける機会があり、慣れ親しんでいるといえますが、日本の小学校教育は国算社理中心でキャリアに触れる機会などほぼなく、日本人はキャリアプランを考えるのが正直、下手です。
また日本企業の多くは終身雇用、年功序列でしたから、一旦入社したら定年するまで会社が一方的にキャリアを与えてきた経緯があり、プランニングする必要もなかったのです。
しかし今は違いますよね…。
はい。5年後、10年後、20年後などどうなっていたいかを自分でじっくり考える必要があります。
「あらかじめキャリアプランに関する問いへの答えを用意しておけば、転職面接で窮することがなくなり助かりますからとりあえず準備しておきましょう」といった、次元の低いお話をしているわけではありません。キャリアプランは
・限られた命の時間をどう使うのか
自分の人生を(いい方向へ導こうと)決めていくための“自分のための計画”です。
キャリアプランが語れないと面接官のなかには「当社に何をしにきたのですか?」「ひやかしですか?」と内心、怒りを覚える方がいてもおかしくありません。
面接官は仕事、時間、人生について真剣に考えている人と一緒に働きたい、そう強く願っているはずです。
自分のためにキャリアプランを用意しましょう!
面接対策4.応募企業への質問(逆質問)を準備する
面接の最後に必ず、
という問いかけがあります。これは逆質問といわれるものです。
これは応募者の
・本気度
・興味
を測るいい質問なのです。そこで逆質問を行えないと「当社に転職することを本気で考えていないんだな…」「本当は当社に興味など持っていないんだな…」と面接官から判断され、落とされることもあるでしょう。
そう思われないように準備していきます。
4-1.企業研究を行う
転職活動でも面接前に受けようとする会社の企業研究をするのは当たり前です。それなのにこれまでやってこなかった方は、これからはきちんとやるべきです。
・パンフレット
などで調べていくうちに必ず聞きたいこと、確認したいことが出てきますので、ノートや手帳に書き記し、それを質問します。
4-2.パフォーマンスも重要
ノートや手帳は面接会場に持参して、待ち時間に確認するだけではなく、面接官の目の前で開いて見せて、質問を展開するのもアリです。
わざとらしい! なんかあざとくないですか? 思いっきりパフォーマンスですよね…^^
すべての面接官に通用するとはいえませんが今の時代、演出も大切です。
不快に思われるより、「事前に調べてきたんだ」と好ましく思ってくれる方のほうが多いのではないでしょうか。
やったもの勝ちなのかな?
4-3.残念な質問をしない
例えば技術者なのに技術のことに一切触れない、管理職クラスなのに年収、福利厚生、休日のことなど若手でも聞けそうな質問をするのは、少し残念な人材と思われかねません。
でも福利厚生って大事ですよ? どうしても知りたい場合はどうすればいいのです?
それなりの工夫が求められます。
まず技術者、管理職らしい質問をしてから、福利厚生のことなどを尋ねましょう。それが時間的な理由などで難しいようでしたら「質問する理由」を枕詞にして尋ねれば、残念な人材と思われにくくなります。例えば、
そして何よりも大切なのは「特にありません」で終わらせないことです。
何かひとつ逆質問できるよう、準備しておかなければなりませんね…。
逆質問のやりとりを終えたら多くの場合、面接官から「面接は以上です」と言われます。最後に「本日はお忙しいなか、お時間をいただきまして、ありがとうございました!」と声を張ってお礼を述べ、退室します。
面接対策5.模擬面接を活用する
ここまでお伝えしたことを参考にシナリオなどをつくり、練習を繰り返せば準備はもうバッチリでしょう。
しかし大切なのは、面接本番で練習した内容を発揮することです。
緊張して失敗してしまうのはイヤですよね…。
・頭が真っ白になった
・何を話したか覚えていない
これは面接あるあるです。このような事態を招かずに済むのが、面接官役の方を立てての本番さながらの練習です。転職エージェントに登録していればキャリアアドバイザーが練習相手になってくれます。
特に一気通貫型転職エージェント※のキャリアアドバイザーなら、応募先企業人事担当者や面接官と顔見知りで直接知っていることが多く、再現性の高い模擬面接となりやすいです。※求人企業、求職者どちらも同じ社員が担当する転職エージェント
ベテランになると、担当している会社の内情はもちろん職場の雰囲気、人事担当者や面接官の人柄、性格、質問の傾向、そのクセまで把握していたりします。
そのほか会社側が絶対採用しない人材、その会社の面接で絶対やってはいけない言動など独自の“合否判定基準”をも情報として蓄積し、持っている可能性があり、有効なアドバイスを得られる場合もあるでしょう。
キャリアアドバイザーが嫌がるのは
・真剣みが足りない
登録利用者を支援することで、
・熱心に向き合っている
打てば鉄のように響く登録利用者には喜んで手を差し伸べてくれます。
遠慮せず「内定、合格に向けサポートしてください」とお願いすれば、手厚いサポートを受けられるはずです。
ハローワークやインターネット上に出回っていない非公開求人を紹介してもらえるのも、転職エージェントの大きな魅力ですよ。
私、セイジがおすすめする転職エージェントは関連記事でご紹介しています。
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転職サイトエージェント比較おすすめランキング 年収1.5倍になった口コミ評判体験談
まとめ
・自己紹介のシナリオ準備そして練習
・語れるキャリアプランを準備する
・応募企業への質問(逆質問)を準備する
・模擬面接を活用する
以上5つの面接対策を行えば、本番で必ず力を余すことなく発揮できるでしょう。
ゼロから何かを生み出すのは難しいですがシナリオは職務経歴書、これまでの自分のことがベースですからスキマ時間で対応しても、1週間ほどで完成させられるはずです。
私なら集中して1、2時間で終わらせる自信がありますよ?
わずかな時間で人生が好転、キャリアップできるかもしれませんのでぜひ上記5つの面接対策、実践していただきたいです。
そして本当にいい転職先とめぐり合い、内定がいただけますように^^
私もそう祈っています!
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