転職活動をしていくうえでパートナーとなってくれるキャリアコンサルタント。

(転職エージェントによって、アドバイザー・コンシェルジュ・カウンセラーなど、その名称もちがいます。)

本来であれば、これから目指す業界のことに精通していて、その方が担当として持っている会社のことも知り尽くしていて、転職活動中である自分のよいところだけではなくウィークポイントもきちんと的確に指摘してくれる心強い味方となりうるはずなのですが…

キャリアコンサルタントに不満があって転職活動がストレス!

こんな方が後を絶ちません。

キャリアコンサルタントに不満がある人の様々な意見

たとえばですが、以下のような意見がありました。

勤務希望地を伝えているにもかかわらず他県の求人ばかり持って来た(30才男性 元金融関連)

勤務希望地を伝えているにもかかわらず他県の求人ばかり持って来た(30才男性 元金融関連)

キャリアコンサルタントの方は、いったい何を考えているのでしょうか?

販売職から事務職への転身を希望しているのに販売職ばかりすすめてきた(34才女性 営業事務)

現在は営業事務に転職ができたとのこと。よかったです。

正社員としての転職を希望していましたが、常に期間限定の派遣先を紹介されました(37才女性 元契約社員)

 

この3名の方が当たってしまった、希望を全然、考慮しないキャリアコンサルタントもいれば、

  • 自分よりも転職市場のことを理解・把握できていなかった。また、希望する業界や業種についても知識が乏しかった(33才男性 法務)

  • 業界経験に乏しく、人事をしていた私のほうがキャリア形成にくわしいのでは? と感じていました。他業種への転職も視野に入れていたため、高い視点からのアドバイスがほしかったので物足りなく感じていました(28才女性 人事)

知識や経験が残念なキャリアコンサルタントもいるようです。

「転職のプロ」を名乗って仕事をしているわけですから、せめて私たちよりも知識や経験は豊富であってほしいところですよね。

たとえ経験は乏しくても、その分、日々の研鑽による知識で補ってもらえたら経験不足を感じさせないと思います。

 

さらに、

約束どおりに連絡をくれることがほとんどなく、少しつっこんだ質問をするとかならず、折り返して回答するといわれ、1週間以上、音沙汰なしだったことも(36才女性 秘書)

約束は守ってほしいですし、回答を待っていた時間も正直、返してほしいですよね。

  • 畑違いの職種を希望していると自分でも理解していましたが、自分の希望を、不愛想な態度でことごとく否定されました(29才男性 美容業支援)

  • とにかく態度が悪くて上から目線でした(28才男性 元メーカー)

このようにキャリアコンサルタント以前の社会人としての資質を疑わざるをえない人もいるようです。

 

転職エージェント各社のホームページを多数、拝見して、研究してきた私だからこそいえるのですが、どのエージェントも、基本は

  1. 親身になって
  2. 求職者の希望を聞いて
  3. 納得のいく転職活動を

サポートしていくんだという印象だったのですが、実際はかけ離れていることもある。そんな事例があがってきました。

 

実を言いますと、ここまで紹介してきた事例は、私の創作ではありません。

一部、文章の体裁を整えてはいるのですが、いずれも、インターネット上でのアンケート結果から得られた現実なのです。

ここで、そのアンケートの概要について説明をしておきます。

  • アンケート実施サイト:Lancers
  • アンケート実施期間:2017年6月12日~19日
  • アンケート有効回答:50名の募集に対し期間内の回答49名
  • 男女区分:男性29人 女性20人
  • 年代区分:10代1人、20代15人、30代28人、40代4人、50代1人

転職エージェントに登録すると、専任担当者がつくシステムになっているのですが、お互い人間ですから、どうしても相性が合う・合わないが出てきます。

そんなとき、

  1. よい求人さえ紹介してもらえればいいのだから、このまま我慢しよう
  2. 転職エージェントに伝えてキャリアコンサルタントを変えてもらおう
  3. フェードアウトして、ほかの転職エージェントに登録し直そう

の3つの選択肢が思いつくはずです。

どれも間違ってはいないのですが、私が、どうしてもオススメできないものがあります。

 

それは「我慢」することなのです。

 

その理由は、

我慢はストレスであり、体によくないから

なのですが、もうひとつ

 

アンケートを通じて成功体験の声をたくさんいただいた

 

からなのです。

 

このアンケートは、キャリアコンサルタントに不満を持ち、キャリアコンサルタントを変えてもらった方が回答対象者でした。一部、貴重な回答もいただいておりますが、のちほど少しだけ触れたいと思っています。

キャリアコンサルタントに一度は不満を抱き、ほかのキャリアコンサルタントに変えてもらった方は、果たして、どのような結果を得ることになったのでしょうか?

これより、いくつかの事例を紹介していきます。

 

キャリアコンサルタントを変更して転職活動がうまくいったエピソード5つ

他県の求人ばかり持ってきたキャリアコンサルタント-30才男性(元金融関連)のエピソード

冒頭で紹介した希望しない他県の求人を多数、案内されていたというのは彼のことです。

問題のキャリアコンサルタントは、40代後半男性。求人を押し付けるような印象を持ったそうです。

「変更したい」と伝えたところ、その方は不満そうにしていましたが、すんなり受け入れてくれたそうです。「わかりました」という感じでキャリアコンサルタントは交代となりました。

交代後のキャリアコンサルタントは50代男性。県内のよい求人をたくさん持ってきてくれたそうです。

どうして前の担当者は県内の求人がたくさんあったのに他県の求人ばかり持ってきていたのでしょうか? とても気になるところです。

 

機械的な対応で得るものなし-35才男性(システムエンジニア)のエピソード

担当者は、機械的に求人を紹介するだけ、転職に関する具体的なアドバイスなど、ほとんどしてくれなかったそうです。

20代半ば~後半くらいでやや細身。知的な感じだったそうですが、IT業界の転職ノウハウを持っている感じではなかったようです。

変更をお願いしたところ、どのような点が不満だったのか細かく聞かれ、お詫びのあと、スグに対応してくれたそうです。

その結果、IT業界に強い後任者に。はじめての転職で不安だったことなども相談ができ、どのように進めていけばよいのかや、自己PR方法なども細かくアドバイスしてもらえ、自信をもって転職活動ができるようになったそうです。

転職エージェントは無料ですから、要望を伝えることに若干の心苦しさがあったといいます。それでも自分のためになるので不満は伝えるべきだと思われたようです。

 

自分の強みをなかなか理解してもらえなかった-59才男性(営業)のエピソード

40代半ばの女性で真摯に話を聞いてくれたものの、専門的な業界の話になると頼りなさを感じていたようです。

変更してほしいと申し出た際は「意外だ」といわんばかりの表情だったそうですが、業界に長けている方がいいと強く訴えたところ了解してもらえたそうです。

交代後は、50前後の女性が担当になり、真摯さは前任者と変わらなかったものの希望を聞き出し統合する力が優れていたといいます。

結果、面よりも点に絞った感じの就職活動に変化。効率的でやる気・根気も増したそうです。

まずは、相性の善し悪しを感じとることが大切。なじまないと、どこかでつまずくかも。そうならないよう効率を考えるとよいと思う。そういった旨のアドバイスもいただきました。

 

求職者のことよりも自分の成績を気にしていた-30歳女性(事務)のエピソード

担当者は20代女性で、最初から「きつい人」という印象があったそうで、求職者の希望より自分のキャリアを気にしていると感じていたとのこと。

メールの返信が遅く、希望していないのに、内定がもらえやすそうだという理由だけで求人を推すこともあったそうです。

変更してほしいと告げたところ、不満げたっぷりの態度をとられたようです。

新しい担当者は物腰が柔らかく、親身になって手厚くサポートをしてくれたといいます。

彼女は、この経験から「どのエージェントを使っても担当者との相性が重要」だと痛感したもようです。

最後に紹介いたしますのは、現役キャリアコンサルタントの方にも読んでほしいエピソードです。

 

多くの案件を抱えているのだろうけど-32才女性(元営業)のエピソード

担当者は50代男性で、あまり目を合わせて話をしてくれず、淡々と進めていくタイプで、近づきにくい印象。本音を話せる関係にはなれなかったそうです。

メールで情報をいただくときも一方的・作業的な感じ。冷たい人だと距離を感じていたそうです。もちろん信頼関係も築けず…

多くの案件を抱えているのだろうけれど、もう少し親身になってほしかった。これが彼女の本音だったようです。

不満を全部、伝えたところ、担当者変更を聞き入れてくれ、謝罪もあったそうです。

後任者は同世代の女性で、面談時、熱心に話を聞いてくれたため信頼できる人だと感じたそうです。

一度お会いして、あとはメールのやりとりだけ、メールからも気配りを感じ安心して転職活動ができたそうです。

転職エージェントによっては、キャリアコンサルタントと会うのはエントリー後の一度きりというのも、よくある話です。

自分と相性が合う担当者だと、

  • アドバイスを素直に聞くこと
  • 希望のリクエストを出すこと
  • 面談や面接後の報告

もしやすい。

今後の転職活動にも影響するため、合わないと思った時点で交代してもらうべき。という旨のアドバイスも残してくれました。

 

キャリアコンサルタントは希望すれば交代してもらえる

以上のことから、

  • キャリアコンサルタントは変更してもらえる
  • 同じ転職エージェントでもキャリアコンサルタントによって支援方法がちがう
  • キャリアコンサルタントを変えたら転職活動がうまくいく場合もある

ということがわかったと思います。

キャリアコンサルタントの変更についてある程度、確認できたところで、次の問題提起に入りたいと思います。

 

転職エージェントと揉めたくないから黙って引き下がる、これでいいの?

キャリアコンサルタントを変えることができるとわかっていても…揉めたくない!

こんなふうに思われる方も多いのではないでしょうか?

今回、キャリアコンサルタントを変更したことがある方から意見を募ったのですが、実はこんな意見もいただいていました。

合わないと思った時点で、ほかのエージェントにメッセージを送りました。(36才男性 テストエンジニア)

この方は経歴を確認してもらったところ「この経歴では希望する職種を紹介することは難しいです」と言われたそうです。

ほかの転職エージェントでは、具体的にアドバイスや提案をしてくれて、不採用となっても次をスグに紹介してもらえたそうです。なによりも対応が速く励ましの言葉も常にあったそうで、つらさも半減したとのこと。

 

またこんな意見も。

何社か利用しましたが、親身に感じなかったエージェントで転職は成功しませんでした(30才男性 営業)

たしかに転職エージェントは全国に点在していますし、各社、支援方針も異なります。登録したあとに合わない・親身ではないと思ったら、見切りをつけ利用しないという方法もアリだとは思うのですが、少し、いえ、かなりもったいないような気がします。

私自身も転職エージェントは複数、登録していました。

それは、情報受信アンテナを細かく張るためで、求人や業界の事情をもれなくつかみとっていくようなイメージ・意味合いでしたので、ほかの転職エージェントを利用するにしても、合わない担当者は変更してもらっておくべきだと思います。

 

しかし、なかには柔軟に対応してくれない転職エージェントもあるようです。

「弊社は・・・ごとに担当が分かれているので」と言い訳をされ変えてもらえなかった(39才女性 会社員)

もし、私たちの申し出に耳を傾けない転職エージェントなのだとしたら、これからも似たような対応を繰り返すおそれがあります。

そのような転職エージェントであれば利用せず登録だけにとどめておけばいいのです。

 

また、自分で直接、キャリアコンサルタントに難なく伝えることができる方はいいのですが、

「弊社は・・・ごとに担当が分かれているので」と言い訳をされ変えてもらえなかった(39才女性 会社員)

  • 担当者に直接、申し出るのは気が引ける
  • 担当者の不満な顔・不機嫌な顔を見たくない
  • 担当者と言い争いみたいにならないか不安だ

と心配し、行動に移せていない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

DODAやリクルートエージェントなど転職エージェントには担当者変更を申し立てできる窓口が別にあるはずですから、それも活用してほしいと思います。

 

まとめ:相性が合わないキャリアコンサルタントは、お互いのために変更を!

アンケートを実施した結果、相性のよろしくないキャリアコンサルタントが担当となったことで転職活動がうまくいかなくなると考えている方が意外に多いということもわかりました。

それは、自分自身のモチベーションに大きく影響する点では、あながち間違ってはいないと思います。

キャリアコンサルタントの善し悪しで転職活動が変わってくるのであれば、そのまま我慢して流れに身を委ねてしまうのはどうかと個人的には思えます。

また、頼りないように見えても、横柄そうに見えても、キャリアコンサルタント本人は実は一生懸命で、周りが見えない状態で、いたってまじめに動いていて、不器用ゆえに空回りしているだけなのかもしれません。

そうであれば、不満に感じている点は率直に伝えてあげることでキャリアコンサルタントの方にとっても、業務改善のヒントとなりえます。

お互いの向上になるのであれば、やはり、不満を感じた時点で何かしらのアクションを起こすべきです。

転職活動を行ううえで、抱え込んではいけないものが、不満とストレスです。しかし、欠かせないものは後悔しない転職活動をしようという心構えと相性の合うキャリアコンサルタントなのです。