転職支援会社の宣伝文句ではありませんが、自分がそこで成長できる可能性を感じることができない場合はさっさと転職することも良い方法です。

しかもそれは、早ければ早いほど効果的です。

転職は慎重に。ただ、時にはドラスティックに

何となく入った企業がどうも自分の思っているものと違う、ここで成長するのは無理なんじゃないか?

と感じた場合は1~3年くらいで見切りをつけることも有効な手のひとつだと思っています。

 

現実的というか下衆い例で何ですが、大手の安定企業にいる人、例えば、公務員や電力・ガス、大手商社・自動車業界などへスマートに入社した人には勧めません。

このレベルから一度抜け出すと、再度入ることはほぼ不可能なので、色々な面で人生損をします。関西大学からトヨタ自動車に入り、2年で辞めた友人がいますが、新しい人生を頑張っているとはいえ、やはりどこか後悔している節があります。

どう考えても合わない、絶対にUターン転職したい、といった事情がある場合には仕方がないかも知れませんが、基本的にはやっぱり大損をこくので危険です。

 

ただ、それほど鉄板の企業でなかったり、就職活動の中で何となく受けて受かった、ホワイトと思いきや実はけっこうなブラック企業であった場合など、そこでの自分の将来像をどうにも描けない場合はサッサと転職しても良いと思います。

付加価値が高い企業を辞めるのはキャリアが死ぬのでお勧めしませんが、別にそうでもない場合や、この先、その企業が沈みつつあったりして未来を感じない場合は見切りをつけるのは大きな手段です。

やや非現実的な例で恐縮ですが、ikeda hayatoさんというブロガーがいらっしゃいます。この方は早稲田大学からルネサステクノロジに新卒で入社されましたが、ルネサスの今後を危惧し1年で辞められています。

現在はプロブロガーというタレント性の強い職種のため、あまり参考にならないかも知れませんが、このように、時間の価値を重視し、早期に見切りをつける方がいらっしゃいます。

 

20代はポテンシャルが評価されるしやり直しも幾らでも効く

また、20代での転職を勧める大きな理由は、中途採用側がポテンシャルで採ってくれることです。

私のように30歳を超えてしまうと、実務経験の幅・深みが共に相当量求められ、選考がかなりきつくなってきます。実際、現在の転職活動ではかなり苦戦しています。はたや、新卒後数年ですと第二新卒という枠もありますし、どの業界・職種へも挑戦することができます。

大手企業に潜り込むことは難しいと思いますが、選べる幅という点ではひじょうに豊富です。

エリート道からは外れてしまうかも知れませんが、完璧さえ求めなければ20代はいくらでもやり直しがききます。

 

業務系のシステムエンジニアをやっていた人が、

「SEなんかしんどすぎてやってられん、そもそも好きじゃなかったし! 機械設計業界に鞍替えしたい!」

と言っても何とかなります。

実際にあった事例ですと、3年ほど金融系SEをやった後、航空機の機器設計会社に転職した方がいらっしゃいました。
(ただ、その人は大学での専攻が機械工学でしたが)

 

私のような30代からは風当たりがかなりキツイ

いずれにせよ、大きな方向転換をするなら20代です。

それ以上の年齢になると、もはや「独立」という方法を取る方向に傾くと思った方が良いです。30代の私は、今回スキルチェンジ案件を1つ受けていますが、それはレアケースで本気ではなく、やはり、同一職種での転職が妥当と考えています。

30代から全く新しい事を吸収した場合、新卒と競ったら勝負になりませんしね。やはり変えるなら若いうちです。

 

人生がかかっているので、間違っても強くはプッシュしませんが、もはや定年まで働ける企業が少なくなってきている今、多少ドラスティックな考え方をしても悪くはないと思います。

実行こそしなくとも、「もうこの会社を辞めてしまったら人生終わりだ…」と追いつめるのではなく、辞めても何とでもなる、という考え方を持って過ごしてみるだけでも、閉塞感や悩みから解放されやすくなります。

私もこの考え方に転換してからは、かなり気分的に楽になりました。