先輩が語る就職・転職活動面接の20の失敗事例と対策法:2018年6月100人アンケート結果

大学・専門学生の就職活動

就職活動と転職活動で避けては通れないのが「面接」です。
転職とキャリアアップでは、まず面接での失敗談をアンケート調査したところ、100のエピソードが集まりました。みなさん結構、失敗していますね…
どのような失敗エピソードがあるのか、あるあるエピソード、終盤はおもしろエピソードをご紹介していきます。

アンケート概要
実施媒体:クラウドワークス
実施日時:2018年6月21日

面接の失敗をセキララに、20のエピソード

1.面接なのにヒゲを剃り忘れてしまった
スーツや持ち物は万全の状態だったのに、なぜかヒゲを剃り忘れてしまいました。
チェックリストを用意してチェックするクセをつけたほうがいいかもしれません。会社に着いたあとに気づいたのならアウトですが、向かう途中に気がついたのであれば、コンビニやドラッグストアでヒゲ剃りとシェービング剤を購入し、然るべき対応をとります。
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2.就活用のバッグを持って行かなかった結果
就職活動用のバックを購入しておらず、小さな黒いバッグで行ってしまい、資料は入らない、バックは置き方に苦労しました。
A4ファイルが折れずに入る、地面に置いたときに倒れないバックは就活生のマストアイテムです。

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3.面接会場(会社)が入っているビルを間違えた
会社のビルを間違えて面接に遅刻したうえ、面接時間が短くなって表面的な話しかできませんでした。
今はスマホの地図アプリで、ほぼ正確に目的地までナビしてくれますので、昔ならあるある、今はないない的なエピソードです。くれぐれも住所の番地(数字)の入力ミス、ビル名を間違って覚えるなどがないようにしたいものです。
歩きスマホは危険ですので、地図アプリを見るときは立ち止まってから、可能なら、電源が切れるなど万が一に備えプリントアウトした地図もしくは地図本を携帯されることもオススメします。

4.会場に着いたところから面接はスタートしている
面接の控え室で他の人と自分の順番がくるまで世間話をしてしまいました。控え室では私語厳禁でということを、あとで知りました。面接は受付から、会社に着いたところから始まっているくらいの意識を持っていたほうがいいです。思わぬところに社員の目があります。
ちなみに、控え室では、私語だけではなく、スマホ、iPod(音楽鑑賞)、読書もNGです。

5.面接の練習を活かせなかった
面接官を目の前に、頭がまっしろになりました。学校で練習した面接の受け答えをすべて忘れてしまいました。
あるあるですし、私もその気持ちはよくわかります。ただ模擬面接は無難な模範解答を教わるような場所ですので、そのまま受け答えするのがベストかどうか個人的には疑問です。
ご本人も「ガチガチに練習してしまうと当日、柔軟性に欠けるかも」といわれていました。模範解答どおりに答えられたから成功、覚えたとおりに話せなかったら失敗という考えは捨てましょう。

初めての最終面接で、緊張しすぎて伝えようと練習していたことがまったくいえませんでした。
会社の経営理念をしっかりと暗記したのに面接で緊張し、まったく言葉にできませんでした。
紙に書かれたようなことばかり暗記してしまい面接官にこの人はただ暗記しているだけだなと見破られた感じがしました。
そのような方もいました。
そして、集団面接で最後の回答者になると、練習したことを覚えていても活かせないときがあります。

6.集団面接で最後の回答者に
集団面接でグループ最後のメンバーになりました。あらかじめ聞かれそうなことを考えていたのに、前の人にほとんど言われてしまい、用意していた内容を発言するわけにはいかず回答に窮しました。
模範的解答や暗記したことで面接をクリアするのではなく、どうしてその会社に入りたいのか、どうしてその仕事に就きたいのか、自分の考えや熱量をそのまま面接官に伝えることをミッションにすれば、面接はうまくいくような気がします。

7.わかりやすい性格なのですと逆手にとってしまえば…
私は緊張してしまうと頭がまっしろになります。あらかじめ質問を想定して答えを考えてから面接に臨んだのですが、思わぬ質問をされ誰からも手にとるようにわかるくらい大きく動揺してしまいました。
これを失敗ととらえていいものなのか迷いましたが、面接で緊張、動揺するのは当たり前ですし、あるあるです。ただ早く立ち直って、この先々まで引きずらないことを願います。

8.人間関係がイヤで辞めたと面接で答えた
前職を退職して転職活動しました。面接時に「人間関係がイヤで辞めた」と正直に答えてしまったのですが、いわないほうがよかったと後悔しています。


おそらく行きたかった会社なのに不採用となったのでしょう。退職・転職の本当の理由は多くの方が「人間関係」ではないかと思います。しかし、人間関係はどこの会社にもあり、付きまとうものです。
やはり辞めた理由が人間関係だとは事実としてもいわないほうがいいです。
面接では自分自身が不利にみられるような事柄や短所、弱みなどは(この事例では人間関係がうまく構築できない人材だと判断されるので)基本的に自ら積極的に語らないのが鉄則です。
しかし、もうひとつ深い理由があります。面接官とすれば「人間関係がイヤで辞めた」といわれたときに心の中では「今後もし採用して我が社をやめたときに、また他社に人間関係がイヤで辞めたと伝えられたら、我が社は「人間関係が悪い会社」「人材マネジメントができていない会社」と噂され、そう判断されるよな」と考えます。
極力、別の理由を伝えるのが大人の対応であり、前の会社、自分、これから転職する会社にとって三方良しなのです。

9.本当に不動産営業の仕事がしたかった?
不動産会社の営業という仕事の面接でした。しかし、「不動産営業とほかの営業との違いを答えなさい」と聞かれ、私は何も答えることができませんでした。
就活中のエピソードだそうです。いろいろな業界を志望していたのでしょうか? 仕事の内容を把握していないのは業界研究や採用情報などをしっかりと確認していない証拠です。

10.面接なのだから正直に答えたほうがよかったかも
美容系の職種の面接を受けたとき「整形にいくらかけましたか?」と聞かれました。整形したことはなく、美容業界なら整形していて当たり前なのかなと思い「500万円です」と答えたら引かれてしまいました。
ひっかけなのでしょうか? ハラスメントなのでしょうか? どちらにもとれてしまいます。こういう意地悪な質問が現実にあるのかと思い取り上げました。この場合、素直に「整形はしていません」「0円です」と答えたほうがよかったような気がします。
私は失礼な質問だと思いますので、その会社に採用されなくてよかったのでは? と思ってしまいます。

11.情報の事実確認をしないまま面接中に話してしまった
ネットやSNS上で話題や噂になっている情報を、事実確認しないまま話に盛り込み、面接の場が変な空気になってしまいました。
ネットやSNS上には、さまざまな情報が飛び交っています。フェイクニュースも存在しますので、その真偽は慎重に確認しなければなりません。実際に働いている社会人も、社内資料や企画書の作成、プレゼンテーションにおいて、その手の情報の取扱いには苦慮しているところです。

12.面接官からの芸能人関連の質問には注意
「CMで起用するなら、どの芸能人が良いと思いますか?」と問われ、何も考えずに自分の好きな芸能人を答えてしまいました。今考えると、その方は競合他社のCMに出演していました。
CMを流している企業の面接なら、このような質問が出てきてもおかしくはないかもしれません。的確に答えられるようにしておきたいです。

  • 好感度が高い
  • スキャンダルがない
  • 会社との共通点(本社がある○○県の出身タレントなど)

といった根拠を示せる芸能人は誰かを探るとよさそうです。
13.面接の回答としては言葉足らず、つなげ方次第で印象アップ!
転職をかけた面接で「自分の一番好きなことは?」と聞かれました。休日に昼寝をするのが本当に好きなもので、ドヤ顔で自慢げに「昼寝です」と答えてしまいました。
「休日」という言葉を入れたらよかったと思います(笑) これだと勤務時間中に昼寝するのではと思われても仕方がありませんし…
「30分の昼寝で脳と体の疲労が回復するので、そのあとの休日の日課の読書が効率的になるのです」など昼寝の意味を仕事などにプラスになる旨、つながるように伝えられたらもっとよかったかもしれません。

14.帰りつくまでが面接

面接が終わったという安堵感でいっぱいになり、面接の部屋から出るときに何もいわずに出てしまいました。
これは痛恨のミスですね… 犯人や重要参考人でもありませんので尾行されるようなことはまずないのですが、せめて会社を出て最寄り駅につくまでは気を抜かないようにしたいものです。家に帰りつくまでが面接です。

15.就活スケジュールを詰め込み過ぎた結果
就職活動で面接の予定などを詰め込みすぎて、面接会場の場所や受けようとする会社の企業情報を整理できておらず、きちんと把握できていなかったことが失敗でした。
どこに行くのか、どこを受けるのか、把握しておくべきです。
面接会場、開始時間、その会社の企業情報と、その会社を攻略するために考えた志望動機などは手帳に記して整理しておきましょう。

16.留学・ワーホリ経験者必見!帰国後すぐの面接で
1年以上、海外にいて現地では日本語を話す機会がありませんでした。帰国後スグに面接に呼ばれて行ったら、日本語がおかしくなっていて、日本人ではないと思われました。
ものすごくわかります。しばらく話していないと、勘を取り戻すまでに時間がかかってしまいます。これは留学・ワーキングホリデーあるあるかもしれません。

ここから先は「今となれば笑い話」的なエピソードとなります。

17.絶対この会社は「自己PRをお願いします」なんていわない!→いわれる(笑)
「カンタンに自己PRをしてください」といわれ、しどろもどろになりました。絶対この会社では聞かれないだろうと思っていて準備をしていませんでした。
自己PRで詰まってしまうことはよくあるパターンですが、自己PRは定番の質問ですので、いつでもどこでも答えられるようにしておくべきです。
自己PRでは自分の特徴や長所をストレートに。エピソードを交え、どう感じたか、考え方、どう行動したか、その理由など根拠を添えて話せるとベストです。

18.話せば長いのですが→手短にお願いします(笑)
面接官に「学生時代にやってきたこと」について聞かれたのですが、たくさん話したくなって熱く語ってしまいました。結局5分以上、話してしまい、面接官も退屈そうにしていました。あとから思えば手短に話すべきでした。
これは悔やむほどの失敗ではないのではと思います。何も話せないよりも話せたほうがいいに決まっています。ただ、反省されているように手短に簡潔に話したほうがよかったかもしれません。
回答(結論)とその理由や根拠、エピソードや事例で1分くらいを目指します。

19.一発ギャグとみなされたかも(笑)
最終面接で、あまりにも緊張しすぎて、イスに座る前にコケてしまいました。それからずっと動揺しっぱなしで受け答えはボロボロでした(泣) それでも一応合格しました。
よかったですね。吉本新喜劇でも即決だと思います。最終面接を通過するまでの評価が高かったのかもしれませんし、ユーモアセンスのある面接官だったから一発ギャグと受け取ってくれたのかもしれません。

20.あえてそういう髪型にセットをしてきたんです(笑)
自宅の鏡で後ろ姿を確認せずに外出、面接に挑んでしまいました。面接帰りにショーウインドウに映る自分の姿を見て後頭部に寝ぐせがあったことに気づきました。
面接官も突っ込まなかったのでしょうか? おそらく面接官も退出するときに後ろ姿を見てはじめて「あっ!寝ぐせがある」と気づいたことでしょう。後ろ姿もチェックしましょう。

 

まとめ:面接での失敗は当たり前、おそれずに全力で!

面接では誰もが緊張・動揺します。そして失敗はつきものです。

しかし、失敗したから面接はそこで終了ではありません。

失敗したと思っていたのに通過・内定をつかみとっている方も実際いますので、失敗をおそれず、後悔のないよう全力で取り組んでいただければと思います。

就職活動や転職サイト経由で転職されている方は今回の事例をご参考頂き、しっかりと準備をしていただけますと幸いです。

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